勝利で涙「ずっと夢見ていた」

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決勝へ進出したベンチッチ
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東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)は29日、テニスの女子シングルス準決勝が行われ、第9シードのB・ベンチッチ(スイス)が第15シードのE・リバキナ(カザフスタン)を7-6 (7-2),4-6,6-3のフルセットで破り、決勝進出を果たすとともに、銀メダル以上の獲得を確定させた。試合後には「今は気持ちが高ぶっている。メダル獲得はずっと夢見ていて、現実になると思っていなかった」とコメントした。

>>ジョコビッチら東京オリンピック対戦表<<

ベンチッチはこの試合、12本のダブルフォルトを犯して自身のサービスゲームで苦戦。しかしリバキナから6度のブレークに成功して2時間46分の激闘を制すと、勝利後は喜びの涙を流した。

またベンチッチは同日の女子ダブルス準決勝でV・ゴルビッチ(スイス)とともにL・ピゴッシ(ブラジル)/ L・ステファニ(ブラジル)組を7-5,6-3のストレートで撃破。これにより単複でのメダル獲得を確定させた。

国際テニス協会のITFは公式サイトでベンチッチのコメントを掲載し「これは間違いなくキャリアで最高の日。ダブルスも含めてこれまでの中で最大の結果」と喜びを語った。

「この夢を終わらせたくない。明日起きて全部夢だったら悲しいなんて話をゴルビッチとしたけれど、これは本当に現実。これ以上なくうれしい」

女子シングルスの決勝で、世界ランク42位のM・ボンドロウソワ(チェコ)と金メダル獲得をかけて対戦する。ボンドロウソワは準決勝で第4シードのE・スイトリナ(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。

また女子ダブルスの決勝では第1シードのB・クレチコバ(チェコ)/ K・シニアコバ(チェコ)組と顔を合わせる。




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(2021年7月30日12時04分)
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