錦織に完勝ジョコ「警戒した」

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健闘を称え合う(左から)ジョコビッチと錦織
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東京オリンピック(日本/東京、ハード)は29日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク69位の錦織圭を6-2, 6-0のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。

>>ジョコビッチら東京オリンピック対戦表<<

この日、ジョコビッチは試合を通して錦織から主導権を握り圧倒。5度のブレークに成功すると2ゲームしか与えず、1時間12分で完勝した。

国際テニス協会のITFは公式サイトでジョコビッチのコメントを掲載し「試合は簡単になっていたわけではない。僕のテニスのレベルは、だんだんよくなっていった」と振り返った。

「この調子の上げ方はキャリアの中で何度もやってきた。僕自身、トーナメントが進むにつれてコートでの感覚がよくなっていく選手だと分かっている。今日の試合は、まさにそれだった。いい相手にベストなパフォーマンスが今夜はできた」

「圭のゲームは、とてもよく分かっている。彼はここのコートで多くの成功をしてきたし、彼がとても速いプレーをして僕に時間を与えないようにしてくるだろうと予測したから、とても警戒していた。彼がやってきたこと全てに対して正しい答えを導き出せたと感じている」

今シーズンのジョコビッチは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の3つの四大大会で優勝。

東京オリンピックと全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制すると、男子テニス史上初の年間ゴールデンスラムの偉業を達成する。

ジョコビッチは準決勝で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で世界ランク68位のJ・シャルディ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の準々決勝では第6シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と第12シードのK・ハチャノフが4強へ駒を進めた。




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(2021年7月29日22時57分)
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