錦織 ジョコに完敗で4強ならず

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準々決勝で敗れた錦織
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東京オリンピック(日本/東京、ハード)は29日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク69位の錦織圭は第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に2-6,0-6のストレートで敗れ、オリンピック2大会連続のベスト4進出とはならなかった。

>>ジョコら東京オリンピック対戦表<<

この試合の序盤、錦織はストローク戦を制し先行するもジョコビッチのコースを突くサービスに苦戦しブレークできず。サービスゲームでは積極的にネットプレーを試みポイントを獲得するが、最後はフォアハンドがアウトになり第2ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がりになる。その後もフォアハンドやバックハンドなどミスの少ないプレーを披露するジョコビッチに対しブレークバックのチャンスを得ることができずに第1セットを落とした。

第2セットに入っても主導権を握ることができなかった錦織は、第1ゲームでこの試合初のブレークチャンスが訪れるもこれを決め切れずにいると、第2ゲームで先にブレークを許し万事休す。その後もストロークやリターンで打開することができずに、試合を通して1度もブレークを奪えないまま力尽きた。

錦織は2012年のロンドンオリンピック(イギリス/ロンドン、芝)で8強入りを果たすと、2016年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では3位決定戦でR・ナダル(スペイン)を下し銅メダルを手にしていた。今大会は2大会連続となるメダル獲得を目指していたが、準々決勝で世界ランク1位のジョコビッチに敗れることとなった。

一方、勝利したジョコビッチは今シーズン、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の3つの四大大会を制しており、東京オリンピックと全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でタイトルを獲得すれば、男子テニス界史上初の偉業を達成する。

そのジョコビッチは準決勝で、第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と世界ランク68位のJ・シャルディ(フランス)のどちらかと対戦する。




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(2021年7月29日19時23分)
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