ハレプ 左足裂傷で途中棄権

ゲッティイメージズ
マドリッドOPでのハレプ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は12日、第3シードのS・ハレプ(ルーマニア)と世界ランク26位のA・ケルバー(ドイツ)のシングルス2回戦が行われていたが、ハレプが6-1,3-3で迎えた第2セット途中で左足を負傷し途中棄権となった。

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上位8シードは1回戦免除のためこの試合が初戦となったハレプは3度のブレークを奪うなど元世界ランク1位のケルバーから第1セットを先取。第2セットでは互いに2度ずつブレークを奪う激しい展開となっていたが、ゲームカウント3-3の時点で事故は起こった。

ハレプがフォアハンドを打つ体勢になったところで苦悶の表情を浮かべ、ボールをスルー。その後左足のふくらはぎを抑えると、メディカルスタッフに肩を支えられながらベンチに戻った。そのまま途中棄権となったハレプは最後まで自身の力で歩くことができず退場。この結果、ケルバーがベスト16へ進出することとなった。

ハレプは試合後に大会を通じ声明を発表した。左ふくらはぎの裂傷が判明したため、詳しい検査を今後行うとしている。

「残念ながら、超音波検査の結果左ふくらはぎに裂傷があることがわかった。明日MRI検査を受け、けがの状態をより詳しく把握する予定だけど、現時点では回復の見込みが立っていない」

「ローマでの大会をこのようなかたちで終えてしまうのはとても残念。けがの治療に全力を尽くし、できるだけ早く復帰したいと思う。応援してくれて本当にありがとう。これからも私の経過を知らせていきたい」

また、女子プロテニス協会のWTA公式サイトにはケルバーのコメントが掲載されている。

ケルバーはハレプの負傷について「第2セットでは良いプレーができていたからサービスゲームに集中していた。でも、突然彼女がトレーナーを呼んだの。シモナ(ハレプ)はこんなふうにトレーナーを呼ぶことはないと思う。何かが起こったんだと思った。でも、私はけがしたその瞬間を見てないから、そのとき何が起こったのかはわからない」と語った。

「もちろん、彼女には悲しい気持ちでいっぱい。友人を相手にしたタフな試合をこんなかたちで終えることになるなんて思わなかった」

ケルバーはハレプが会場をあとにするとき、ハレプのラケットバッグを抱え退場をサポートしている。


ハレプの退場をケルバーがサポート、BNLイタリア国際のツイッターはこちら

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(2021年5月13日11時11分)
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