ナダル 苦戦も13年連続の16強

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初戦突破を果たしたナダル
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク18位のJ・シナー(イタリア)を7-5,6-4のストレートで破って初戦突破を果たすとともに、13年連続16度目のベスト16進出を決めた。

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上位8シードは1回戦免除のためこの試合が初戦となったナダルは、ファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得。ストローク戦では一進一退の攻防が続き3度のブレークを許したものの、リターンゲームではそれを上回る5度のブレークに成功し、2時間10分で勝利した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには2019年以来2年ぶり10度目となる同大会のタイトルを狙うナダルのコメントが掲載されており、19歳のシナーを絶賛している。

「ヤニック(シナー)は非常に完成度の高い選手だと思う。彼は今でも常に向上し続けている。今日の試合だけで上達したことを評価することはできない。選手の成長を見るためには、連続して多くの大会に参加する必要があるね。彼を追いかけていると、レベルが常に高くなっていくのがわかる」

「僕にとってはポジティブな試合だった。多くのことがうまくいったと思う。しっかりとした試合ができた。ヤニックのような非常にタフな選手を相手に、たくさんのポジティブなことができたことに満足している」

「彼は素晴らしいバックハンドを持っている。そんなものを受けたらこっちがやられてしまうよ。僕はコート上の位置をうまくキープできたと思う。その素晴らしいバックハンドのクロスを避けるために、僕も良いフォアハンドを打てた。それがうまくいったと思うよ。僕は彼に大きな敬意を払いながらコートに立ち、一瞬たりとも気を抜かずに集中していた。だからこそ、ここで勝利を手にすることができたんだ」

ナダルは8強入りがかかる3回戦で第13シードのD・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク69位のS・トラヴァグリア(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのD・ティーム(オーストリア)や第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第6シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのA・ルブレフ、第9シードのM・ベレッティーニ(イタリア)らが3回戦に駒を進めた。第3シードのD・メドベージェフは世界ランク27位のA・カラツェフに敗れ姿を消している。

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(2021年5月13日8時13分)
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