準Vも「誇り」MS初制覇ならず

ゲッティイメージズ
準優勝を果たしたベレッティーニ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は9日、シングルス決勝が行われ、第8シードのM・ベレッティーニ(イタリア)は第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)に7-6 (10-8), 4-6, 3-6の逆転で敗れ、「ATPマスターズ1000」初のタイトル獲得とはならなかった。試合後には「誇りに思う結果」と大会を振り返った。

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決勝戦、ベレッティーニは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得し、第1セットを先取。しかし、第2セットではズベレフにストローク戦で攻め込まれ、ブレークチャンスを握ることができないままセットカウント1-1に追いつかれる。

ファイナルセットでも主導権を奪い返すことができなかったベレッティーニは2度のブレークを許し、2時間40分の激闘の末に力尽きた。

ベレッティーニは優勝を果たしたセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、レッドクレー、ATP250)から続く公式戦連勝記録を8に伸ばしていたが、決勝戦で敗れ悲願の「ATPマスターズ1000」初タイトルを手にすることはできなかった。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには25歳のベレッティーニのコメントが掲載されている。

「僕にとって初めてのマスターズ1000決勝進出は、いまだに信じられない気持ちだよ。この数カ月だけでなく、これまでのキャリアの中で自分がやってきたことを誇りに思う結果だ。18歳、19歳、20歳のときには、このような達成感を得られるとまでは考えていなかった。ここにくるために本当に努力してきたんだ」

「だからこそ、ここまできて負けたことを悔やんでいる。サーシャ(ズベレフ)はティームやラファ(ナダル)に対して、簡単にではないにしても2セットで勝っていたのに、今日は僕に苦戦していた。これは間違いなく良い感触で、次の大会で活かさなければならないものだと思っている。今は心が痛いけど、この敗戦が役に立つことはわかっているよ」

ベレッティーニは今後BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATPマスターズ)に第9シードとして出場を予定。1回戦では世界ランク30位のN・バシラシヴィリ(ジョージア)と対戦することが決まっている。

「僕の目標は大きな大会でいいプレーをすること。グランドスラムやマスターズ1000といった大会で活躍したい。もちろん、ベオグラードでは素晴らしい勝利があった。でも、トップ10に入りある程度のレベルに達すると大きな大会で勝ちたいと思うもの。今日はこのレベルで初めての決勝戦だったからね。願わくばこれが最後にならないようにしたい」

一方、優勝を果たしたズベレフは「ATPマスターズ1000」4勝目。ツアー通算では15個目のタイトル獲得となり、3月のアビエルト・ メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)に続く今季2勝目となった。

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(2021年5月10日11時55分)
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