19歳全仏女王「なおみを尊敬」

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全仏オープンでのシフィオンテク
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女子プロテニス協会のWTA公式サイトは26日、世界ランク17位のI・シフィオンテク(ポーランド)のインタビューを掲載。19歳で達成した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の制覇や、選手が発信する政治的メッセージについての思いを語っている。

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シフィオンテクは昨年の全仏オープンでキャリア初のタイトルを獲得すると同時に四大大会初制覇を経験。S・ハレプ(ルーマニア)S・ケニン(アメリカ)らを破りトロフィーを掲げた新星は現在、自己最高の世界ランク17位をキープしている。

昨年の全仏オープン制覇後の生活についてシフィオンテクは「人生が変わって、ビジネス面やメディア面で以前よりもずっと多くの仕事があった。たくさんの時間が必要だったの。全仏オープンから2カ月くらいが経った。そのくらいすればすべてを落ち着かせることができると思っていたけど、やはり違った」とビッグタイトルを獲得したあとの影響を明かした。

全仏オープンを制して以降大会に出場していないシフィオンテク。現在はトレーニングを行い全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)などに備えている。

「全仏オープンの後の2週間はクレイジーだった。でもその後、練習に集中するようになって、実際にコートに出てみると、基本に戻って自分が知っていることや長い間やってきたことに戻ってきたような感じがする。2021年も変わらず同じことをしなければならない。心の中にはスポンサーのことも考えなければいけない、という思いもある。それは新しい経験。良いパフォーマンスを出さなければいけないプレッシャーは確実にあると思う」

そしてシフィオンテクは選手が発する政治的なメッセージについて意見を語った。

「ポーランドでは政治的なことが話題になっていたから、ここ数カ月考えていた。けど結局何も声明を出していないの。今が声明を出す時なのかどうかを考えていた。でも、何もかもが私にとってはまだ新しいこと。意見はあるんだけど、まだ個人的なことなの。準備ができたら声明を出して、なおみ(大坂なおみ)がウェスタン&サザンオープンでやったように、その人生の一部にしたい。メッセージを発信することは本当に尊敬しているし、今後もそうしていきたいと思っている。でも、今はまだ19歳だから、準備が必要なの」

「テニスだけで見ればみんなのお手本になる存在にはなりたいし、そうなりつつあるかもしれない。それでも、政治や社会にもっと大きな影響を与えることを考えると、まだまだ時間が必要だと思う」

最後には現在の目標と方針について話した。

「基本から始めようと思っている。全仏オープンのあとは大変だったけど、それはもう過去の話。シーズンを通して一貫性を大事にしたい。今年はまだ達成できないと思っているし、まだ時間が必要だと思っているけど、コーチと一緒にコツコツと進めていきたい。明日や明後日、次の日、次の日ってね。練習と大会、全てに一貫性を持って取り組んでいきたいと思っている」

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(2021年1月27日13時06分)
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