1年ぶり復帰に「恋しかった」

女子プロテニス協会WTAの公式サイトは25日、世界ランク1位のA・バーティ(オーストラリア)のインタビューを掲載。約1年ぶりの公式戦復帰や新型コロナウイルス感染拡大による自身の生活の変化、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)への思いなどを語っている。

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今年の全豪オープンは新型コロナウイルス感染拡大を考慮して2月8日に開幕。バーティは29日にアデレードで行われるエキシビションマッチにS・ハレプ(ルーマニア)大坂なおみS・ウィリアムズ(アメリカ)らと出場を予定している。

昨年2月のカタール・トータル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA プレミア )以来となる試合に臨むバーティ。プレシーズンの印象については「去年の10月くらいからプレシーズンに移行した。長い準備期間だったし、ここ3週間くらいは早く試合に出たい、という焦りが少し出てきている。いつもとは違う1年だったけど、素晴らしい準備はできているし、今は外に出て楽しみたいと思っている」と語った。

「プレシーズンはいつもよりボールを打つ量を増やした。長い間追い込んでいなかったから。だから身体は少しびっくりしたかもしれない。ボールを打てていない期間は家のなかでできるトレーニングをして、アクティブに動くことはできた。それでもコートに戻って1カ月くらいは手と足が腫れて大変だった」

バーティは2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制し女王の仲間入りを果たすと、世界ランク1位をキープし続けた。しかし、昨年の全仏オープンは新型コロナウイルスへの懸念から欠場すると決断。前年女王で世界ランク1位の選手が不在となる異例の大会となった。

「確かに大会が恋しかった。難しい決断をしなければならない時もあったけど、それは正しい理由があっての決断だった。重要なのはそれだけ。チームのみんなが同じ考えを持っていることを知って、とても気持ちが楽になった。同じ価値観を信じているし、正しい理由で正しい決断をすれば、最終的にはすべてうまくいくとわかっている」

「だからこそ、トレーニングや練習に入り、シーズンに向けてコツコツと準備をしていくことができたことはとても楽しかった。何年も前から当たり前のようになっていたトレーニングが懐かしくて、それを切望していたことに気づいた」

最後にバーティは2021年シーズンの展望を明かした。

「今シーズンは、これまでプレーしてきたどのシーズンよりも物事の変化が早いという意味で流動的なシーズンになる。それを受け入れなければいけない。コーチと一緒に出来る限りの計画を立ててきた。ツアーになると大変なこともあるけど、それにも耐えることができるはず。そうは言っても、2020年もそうだったように、私たちの決断は常にチーム全員の健康を優先することになる。今シーズンは流動的だし、私たちができる場所で仕事をしなければならないと思う」

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(2021年1月26日10時41分)
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