引退間近フェレール「幸せ」

男子プロテニス協会のATPは22日に公式サイトで、今年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を最後に引退表明をしている元世界ランク3位のD・フェレール(スペイン)を特集した。

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ATPはフェレールについて「スペインテニスの歴史で最高のキャリアを築いた1人であり、ATPツアータイトルを27回獲得、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム )で決勝進出。自己最高ランク3位が残した感情力豊かなプレーは、長きにわたり記憶に残りだろう」と掲載。

フェレールは「引退が近いことに関して気分はいいよ。今年が最後のシーズンで、プレーを終えることを受け入れるのは幸せだ。最後の大会をどう感じるか考えてしまう。でも、ゴールは幸せになることだ。競争心を感じ、愛情と興奮をくれる大会でプレーできる。キャリアのおかげで、過去を見返し自分が達成してきたことに誇りを持てる」と語った。

「幸せだった分、キャリアはとても早く過ぎていったよ。嫌な状況にいる時、人生は遅く感じるもの。好きではない仕事をしていれば、それはとても長く感じるだろう。でも僕は自分のやってきたことが好きだし、楽しかったからやってきたことがすぐ終わってしまう」

「違う時代でプレーしていた場合、グランドスラムのタイトルを獲れたかといえば、自分が素晴らしい選手ではなかったからわからない。全力を出したけど、優勝には届かなかった。1回のグランドスラムと7回のマズターズ決勝で戦い、歴代のスペイン人選手の中で2・3番目の戦績を残せた。僕のテニス人生は素晴らしかったよ。長い自分のキャリアに喜びを感じている」

フェレールはキャリアの中で最もタフな相手に17戦全敗を喫したR・フェデラー(スイス)をあげ、親友はJ・C・フェレーロ(スペイン)F・ロペス(スペイン)M・ロペス(スペイン)R・ナダル(スペイン)と述べた。

また、引退する大会をムチュア・マドリッド・オープンにした理由は「ATPマスターズ1000」であり、ロペスがトーナメントディレクターに就任したからと明かした。

キャリアで最高だった瞬間に関しては、2013年の全仏オープン決勝進出と、2012年のパリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)優勝をあげた。

「もちろん、テニスは観続けるよ。観ることも好きだからね。試合の興奮は最も恋しくなるものだと思う。2度と感じることはできない。試合が本当に恋しくなるだろう。サイクリングとか自分の闘争心を和ませてくれる何か他のことを見つけないといけないね」

フェレールは最後の大会であるムチュア・マドリッド・オープンに2年ぶり16度目の出場となる。

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(2019年4月23日16時52分)
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