男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は16日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの錦織圭は世界ランク68位のS・ワウリンカ(スイス)に2-6, 6-4, 4-6のフルセットで敗れ、惜しくも決勝進出とはならなかった。
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第1セット、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が44パーセントの錦織はワウリンカの強打に序盤から押される。第2セットは本来の力を取り戻すとゲームカウント4-0とリードを奪い、セットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセットは両者一歩も譲らない展開から錦織は1度もブレークチャンスを握ることができなかった。そして第10ゲームでマッチポイントを握られると、最後はワウリンカにリターンエースを決められ、2時間13分で力尽きた。
ABNアムロ世界テニス・トーナメントのツイッターには「今日のプレーはちょっと残念だったけど、今週は全般的にいいテニスができた」と錦織のコメント動画が掲載されている。
「この大会の環境に慣れるのは多少時間が必要だった。今日の試合でもアップダウンはあったけど、いいテニスはできていた」
準決勝で苦杯を喫したが、18日に発表の世界ランキングではR・フェデラー(スイス)を抜いて6位へ浮上することが決まっている。
一方、勝利したワウリンカは、決勝で世界ランク33位のG・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは準決勝で第5シードのD・メドヴェデフ(ロシア)を逆転で下しての勝ち上がり。
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