日米トップコーチの愛用ギア

日本テニス協会S級エリートコーチとしてカリスマコーチとして知られ、トッププロからテニス愛好家まで幅広い指導実績を持っている神谷勝則氏。 そんな神谷氏がここ数年、現代のテニスに対応するために練習器具として使っているのが「エーストレーナー」。IMGテニスアカデミーのニック・ボロテリー氏も愛用するギアとして有名だが、どういった使い方が有効なのか神谷氏に取材を行った。

「ラケットの進化によって誰もが簡単に速いボールを打つ事ができるようになりました。昔のように、いかにして飛ばすかを追求するような大きなスイングをしていては、相手のボールに間に合わず正しく返球出来ません…。だからといって、当てるだけでは効果的なボールを打ち返すことは出来ません。タイミングを追求した効果的なスイングを身につけるべきです。」 と語る神谷氏。


「エーストレーナー」を使用する神谷氏

「道具や分析力の進化により、より早さと正確さを追求したプレーが要求される時代になっています。この早さには、運動動作・ボール・思考・作戦戦略などと様々な場面で必要となりますが、特に、プレー時の打球動作については、相手からのボールに早く入り込み正確に返球する技術を習得しなくてはなりません。」

「そのためラケットを大きく力強く振るなどの型を優先してしまうことは、ゲームの中で困難な状況を作り出してしまいます。無駄のない動作で正確に、インパクトのその瞬間を大切に、経済的に効果的にパワーを伝えることが重要です。」

「力の伝わった強く速いボールを打つには、ヘッドを加速させ回転を操る事が重要ですが、手首など小手先だけを使ってもヘッドは走りません。正しい運動連鎖を身に付けなくてはなりません。ボールを打つ練習からその動きを習得せざるを得ず多くの時間がかかりましたが、ボールを打たなくても正しい動きを体得できるのがエーストレーナーなのです。」とバランス、リズム、タイミングの重要を話した。

神谷氏、そしてニック・ボロテリー氏が愛用しているエーストレーナーについて、「ボールを打たなければ正しい運動連鎖を掴むのは難しいのですが、エーストレーナーは一番力が伝わるタイミングで、シャフトに付いたボールが先端に移動することで打球感を得られる設計になっており、テニスコートでボールを打たなくても運動連鎖を体得することが出来ます。もちろん一人で練習できます。」

さらに「ストロークだけでなく、サーブ・スマッシュ・ボレーなど他の動きもこれ一本で練習でき、雨などの天候の悪い日でも室内で打球感を得る練習が可能です。球を打つ感覚を得ながら正しい動作を体得することが出来るエーストレーナーは、テニスの幅を広げる練習器具として私自身もとても気に入ってますし、是非オススメしたいです。」と天候を気にせず、一人でいつでも練習が出来るエーストレーナーを絶賛した。

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(2018年11月15日16時54分)
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