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Vol.9 自分だけの武器を作ろう! サーブ編

エースが取れるサーブを身につけよう②

武器を生かすための技術:確実に入るセカンドサーブ

速いファーストサーブという武器を生かすために必要な技術として欠かせないのは、「確実に入るセカンドサーブ」だ。ファーストよりもはっきりと弱くても良い(アンダーサーブでも良い)ので、ダブルフォールトしないセカンドサーブが必要だ。それがあれば、ファーストはミスを恐れず思いきり打つことができるからだ。また、ファーストで一発で決まらなかったときに、その後で攻撃につなげられる自分の型があればなお良い。

プロセス:まずは深さのコントロールを磨く

速いサーブを入れる確率を高めていくためには、まず深さのコントロールを磨くことが重要になる。練習法図のような練習を、定期的にくり返して行なえば(サーブ練習のたびに初めにやるのもお勧め)、着実に深さが安定し、入る確率も高くなるはずだ。また、そうした練習の中でも、身体の無駄な動作を減らすことを意識しながら打つことが大切だ。

サーブを「より速く」と考えると、通常は「より全身を大きく使って」となりやすいが、それはかえって逆効果になることが多い。必要以上の膝の曲げ、身体の反り、ひねりなどが、動きの連動を悪くして、効率良い腕の動きを妨げてしまうからだ。いくら力をためても、それを生かせなければ意味がないのだ(逆に不安定さを増大させてしまう)。したがって、初めはできるだけ身体の動きを減らし、スウィングの効率化でスピードを高めていくことを心がけよう。

アマチュアでは、試合の中でも自分の最大限の力でサーブを打っている人がいるが、現実には100%のサーブは安定性を欠くため、あまり実用にはならない。それよりも70~80%ぐらいのサーブのほうが、入る確率はかなり高くなり、スピードもそれほど落ちないので実戦的だ(トッププロもそうしている)。全力で打ちたい気持ちを我慢して、自分のサーブはこれだと意識を変えて、腹八分目のつもりで打っていこう。

これは深さのコントロールを磨くのに適した練習で、①~③のように深く、浅く、普通とはっきり球足の長さを変えて打つことで、深さを調節する感覚を磨いていくのだ。このとき、フラットよりも回転をかけたサーブで行なう(浅く打つときも)ほうが練習効果が高まる。また普通の距離で打つ場合は、できるだけ自分が打ちたいところに的を置いて狙うようにしよう。

K.クレイステルスの後ろから見たフラットサーブ
女性としては十分に威力があるスライス系フラットサーブの例。身体の動きやスウィング動作も効率的で、アマチュアの男性の手本としても良い例と言える。これが50%以上の確率で入り、しかもある程度厳しいコースを狙えれば、十分に立派な武器になるので、まずはそのあたりを目標に練習していきたい。
J.I.チェラの身体をあまり使わないフラットサーブ
こちらは、見ためにも楽な感じで打ったファーストサーブの例。しかし、スウィングの効率はとても良く、スピードも十分にエースが取れるほど出ており、弱いサーブという印象はない。このように無理せず身体的に余裕を残してサーブが打てれば、その分コントロールに力を注げるので、かえってポイントが取りやすくなる場合が多いはずだ。
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「厳しいコース、回転のサーブを武器にしよう①」 >>

(テニスジャーナル 2003年12月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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