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フォアハンド編

Vol.6 トッププロの最新技術 ここを盗め! フォアハンド編 上巻

右肩が大きく前に出るフィニッシュ ①

そんなに身体を回していいの?

今のトッププロのフォアハンドでは、身体が大きく回転して、フィニッシュでは右肩が完全に前に出るのが当たり前。昔からの教えでは、よく「身体を開きすぎないように」と言われたが、大丈夫なのだろうか?

そんなに身体を回していいの?

今はボディターンで打つのが常識

答えは、もちろん大丈夫。現代的なフォアは、腕の振りで打つというより、ボディターン(身体の回転)で打つという要素が強く、テイクバックからフィニッシュまで肩が180度以上回る。理由は単純、それがいちばんパワーが出るからだ。

また、疑問の元である「身体の開き」に関しては、身体が大きく回ること自体は、けっして悪いことではない。悪いのは、上体の回転に対して腕が遅れることで、昔から言われている「身体の開きすぎ」も、その状態を指している。だから、腕の遅れさえなければ大丈夫なのだ。

ただし、このように身体を大きく回す打ち方は、ある程度厚いグリップが前提になる(目安としてはセミウェスタン以上)。また、身体の回転を使うのは大事な基本だが、ここまで大きく回すのは必須ではないので、もっと強いフォアが打ちたいという人が取り入れれば良いだろう。

インパクト後も右半身を押し出す

フォアハンドで身体の回転を生かすには、インパクト後も右半身をグッと前に押し出すことが大事なポイントになる。それを意識することで、回転の鋭さが増し、ボールを押し出す動きも大きくなって、振り抜きも自然に大きくなり、パワーとコントロールを両立しやすくなるのだ。

ドアのように身体と腕を 一体で回す

身体の回転に対して腕が遅れないというのも非常に大事なポイントになるが、身体の回転が強くなるほど慣性力で腕が遅れやすくなる。だから、身体の回転とともに腕も押し出していく意識が大切になる。そのとき、(インパクトまでは)腕と身体がほぼ一体になってドアのように回転するというイメージを持つのも有効だ。

前の人のあごを肘打ちするイメージを持とう

たとえ身体が大きく回ったとしても、腕がしっかり前に振れなければ意味がない。そのとき、肘がどれだけ前に出るかということがポイントになるので、前に立っている人のアゴに肘打ちを食らわせるようなイメージで右肘を大きく前に出すことを意識しよう。

J.C.フェレーロの大きく身体を回転させたフォアハンド
フェレーロは、身体の回転を有効に使って強力なフォアを打つ代表的な選手の1人。とくに注目してほしいのは4コマ目で、大きな加速力によってラケットヘッドは遅れているが、腕のほうはまったく遅れていない。1~5までほぼ腕と身体が一体となって回転しており、その後も右肩および右肘が大きく前に出ている点を、ぜひ見習ってほしい。
J.C.フェレーロの大きく身体を回転させたフォアハンド
クエルテンの大きく身体を回転させたフォアハンド
こちらも非常に大きなボディターンをした例で、その結果として、1と8を比べると左肩と右肩が完全に入れ替わっている。オープンスタンスからこのように大きく上体を回すのは、それほど簡単ではなく、しっかりとした軸足の踏ん張りと、体幹のひねり戻しが必要となる。ハードヒッターを目指すなら、その点もよく見習いたい部分だ。
クエルテンの大きく身体を回転させたフォアハンド
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(テニスジャーナル 2005年6月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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