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Vol.12 大阪国際車いすテニストーナメント 大阪オープン

9月22~25日、大阪・うつぼテニスセンターにて開催された「大阪オープン(大阪国際車いすテニストーナメント)」は、気温30度を越す中で行われた。
男子シングルス、女子シングルスで、番狂わせがあるなど、波乱の大阪オープンとなった。


男子: 作戦どおりの試合運びで平手が優勝

ようやく中野に勝つことができ、自信を深めた平手

平手貴博(愛知)が、中野秀和(兵庫)から、ついに勝利をもぎとり、メイン優勝を飾った。

平手は、中野に対して、今まで一度も勝ったことがないだけでなく、一度もセットを奪うことができなかったという。1週前に行われた仙台オープンでも、平手は準決勝で0-6、3-6の大差で中野に敗れていた。その中野を相手に、ストレートで勝利できたのは、事前の綿密は作戦があった。
過去の対戦では、中野のサーブを取ることができなかったという平手だが、今大会ではトスの位置でサーブの球種を読むなど、対中野対策をしっかり立てて決勝に臨んだ。
「試合前に立てた作戦を実行できたのが、勝因だと思います」 と平手は語った。

第1セットの序盤から、平手は積極的に攻めていった。常に、揺さぶりをかけるのは平手だった。平手がリードし、中野がその後を追うという展開で試合は進むが、中野が5-5のタイに持ち込んだ。しかし、平手が2ゲームを連取し、第1セットを取る。これが、中野から奪った、初めてのセットだった。
第2セットでも、平手の調子は崩れなかった。2-1と、第2セットの始めには、一時中野にリードを許したが、3-3から中野に1ゲームを奪わせずに6-3で平手が第2セットもものにした。
神奈川、仙台、大阪と3連勝を狙っていた中野だったが、地元での優勝は果たせなかった。
「今日の試合内容は、本当によくありませんでした。平手さんからは、今まで1セットも取られたことがなかったので、1セット取られても、大丈夫だろうという油断はあったかもしれません。3連勝狙っていたんだけど……」 と、悔しさをにじませた。
「普段は、ストレートに決めるのが得意なのですが、左利きの中野さんにはクロスで攻めるようにしました。頭の中に入れていたことを、実行するだけでした」(平手)
中野からの初勝利は、平手にメインの優勝という栄誉をもたらした。

女子:WC出場、中国のトンがいきなりメイン優勝

ノーランキングでWCで出場し、見事に優勝を飾ったトン

女子シングルスでは、ワイルドカード(以下WC)で出場した中国のトン・フーリーがいきなりの優勝を飾った。
ノーランキングでのWC出場だったが、準決勝で日本の第一人者大前千代子(大阪)に逆転で勝利を収めた。準決勝は、第1セットは大前が6-4で取った。しかし、第2セットは、トンが6-4で取り返し、セットカウント1-1のタイに持ち込んだ。ファイナルセットに持ち込んだドンは、大前に2ゲームしか許さず6-2で決勝進出を決めた。

決勝に進出したトンは、仙台オープンで優勝を飾った堂森佳南子(神奈川)との対戦となった。ドンは、6-1、6-4のストレートで、大阪オープン優勝を決めた。
ドンのパワフルなショットは、今後の活躍を予感させるものだった。2008年の北京パラリンピックでは、中国の代表選手として登場するかもしれない。

トンは、ダブルスはAクラスに出場。杉山由美(愛知)と組んで、優勝を果たした。

クアード:逆転の勝利で、木村が優勝を手にした

シングルス、ダブルスとも優勝を果たした木村


(2005.10.31 文:酒井朋子 / 写真:吉村もと)

クアードシングルス決勝は、木村禎宏(岡山)と當間寛(愛知)の対戦となった。
第1セットは、當間が1-6奪った。しかし、第2セット以降は、木村が6-1、6-2と大差をつけて、勝利した。
當間は、 「シーズン中にラケットを変えたことで腕を痛め、十分なコンディションで戦えませんでした」 と話した。
木村は、 「1セット目を取られてプレッシャーがかかったけど、勝ててよかったです」 とコメントした。

ダブルスは、木村/當間組が、柿木原龍二(大分)/大橋和美(大阪)組との決勝で、6-4、4-6、7-5の激戦を制し、優勝を果たした。

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