テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク49位の
錦織圭が7-5とリードした時点で同150位の
H ・ラクソネン(スイス)の途中棄権により、2019年以来2年ぶり7度目のベスト16進出を果たした。会見では「(死闘の1・2回戦を)乗り越えて頑張った甲斐が、今日あったのかなと思います」と語った。
>>錦織vsズベレフ1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<錦織は1回戦で4時間3分、2回戦で3時間59分におよんだ死闘の末に3回戦へ駒を進めていた。
この日は左足を負傷するラクソネンに対し、2度のブレークに成功。第11ゲーム終了後は雨による悪天候の影響で試合は一時中断する。再開後、第12ゲームをサービスキープして第1セットを先取すると、第2セットの第1ゲーム途中でラクソネンの途中棄権申し入れにより16強入りとなった。試合時間は58分。
錦織は「正直2試合(1・2回戦)は全く楽しくなかったです。体力的にもつらいし、全然いいプレーはできなかった。自分と戦うところが多かった。今日は吹っ切れて、出だしから気持ち的にいい感じでできた。相手がトリッキーだった」と振り返った。
「ローマとマドリッドでいいプレーをして自信がついた中、グランドスラムの緊張感なのか、思い返すと(1・2回戦で)いいプレーはしていなかった。本当に最後ちょろっといいプレーをして勝ちました。つらいことの方が多かった」
「今日勝つとしたら3セットしかないと思ってやっていた。さずがに今日4・5セットは無理と思っていた。それくらい気持ち的には気合を入れて、出だしから入っていた。体力的には意外とできたと思いますけど、正直1セットしかしていないので、2・3セット目に動かなくなっていたかもしれない。意外とできたというのはありました」
4回戦で錦織は、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは3回戦で世界ランク55位の
L・ジェレ(セルビア)をストレートで下しての勝ち上がり。
両者は6度目の対戦で、錦織の1勝4敗。直近は今年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)3回戦で、その時はズベレフに逆転で敗れている。
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