テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は24日、男子シングルス対戦表が発表され、四大大会初優勝を狙う第5シードの
錦織圭は第3シードの
R・フェデラー(スイス)と同じブロックの激戦区となった。
>>ウィンブルドン対戦表<<錦織は初戦で、世界ランク123位の
S・グロス(オーストラリア)と対戦する。
身長193センチのグロスは、2012年の下部大会で時速263キロのサービスを叩き出した世界最速記録保持者。両者は今回が2度目の対戦で、過去は錦織から1勝0敗。
今大会の上位シード勢は、第1シードに
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードに
A・マレー(英国)、第3シードにフェデラー、第4シードに
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードに錦織、第6シードにM・ラオニチ、第7シードに
R・ガスケ(フランス)、第8シードにD・ティエムとなっている。
錦織が順当に勝ち進むと、2回戦で
J・ベネトー(フランス)か
I・マルチェンコ(ウクライナ)、3回戦で第29シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、4回戦で第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)か第23シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、準々決勝で第3シードのフェデラー、準決勝で第1シードのジョコビッチと対戦する組合せ。
2回戦で対戦する可能性がある世界ランク75位のベネトーは、2012年のウィンブルドン3回戦でフェデラーから2セットを取りフルセットまで追い込む活躍を見せた。
1995年の
松岡修造以来21年ぶりの8強入りを狙う錦織に立ちはだかるのは、どちらも強力なサービスを持つチリッチかカルロビッチ。いずれもウィンブルドンで8強入りした経験を持つ実力者である。
そして、準々決勝では芝で圧倒的強さを誇る世界ランク3位のフェデラー、準決勝では王者ジョコビッチが勝ち上がってくる可能性が高い。
錦織は、これまでのウィンブルドンで2014年のベスト16進出が自己最高。昨年は2回戦を前に左ふくらはぎの負傷で棄権していた。
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