男子テニスツアーのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)は第13シードの
D・ティエム(オーストリア)に6-7 (2-7), 4-6のストレートで敗れるも、2試合戦い切れたことに満足した様子だった。
>>BNLイタリア国際 対戦表<<フェデラーは先週のムチュア・マドリッド・オープンを腰の痛みから欠場していた。今大会はその腰の状態を確かめながらのプレーだったため、好成績を残すことより2試合戦えたという事実に価値を見出だしていた。
「どんなプレーをしたかはあまり問題ではない。重要なのは、大きな不安もなくコートに立てて、怪我をした直後に出来ることをやれたこと。」と語るフェデラーは、初戦の2回戦では、伸び盛りの19歳
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで下していた。
「良い成績をあげられるほどの状態ではないと分かっていた。だから、それほどがっかりはしてほしくないし、自分も落胆していない。-ここでの結果を誰が気にしているんだ?問題なのはこれから数カ月で何が起こるか-という気持ちさ。」とフェデラーは述べた。
しかし、今季2度目のグランドスラムである全仏オープンを10日後に控えた今、フェデラーは腰の状態をどう解決させるか考える必要がある。
「全仏オープンへ向けて秒読み段階に入っている。現在の自分のテニスではパリで上位進出するには十分ではないし、こんなプレーをしないと思う。どうにか良い状態に持っていける自信もある。」と語るフェデラーは、2月に受けた膝の手術で約10週間ツアー離脱を要したが、その怪我からは復活した。
トップ20で最年少の22歳 ティエムは、準々決勝で第6シードの
錦織圭と対戦する。錦織はこの日、第11シードの
R・ガスケ(フランス)を6-1, 6-4のストレートで退けての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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