テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、
N・キリオス(オーストラリア)は第6シードの
A・マレー(英国)に3-6, 6-7 (5-7), 3-6のストレートで敗れ、グランドスラム初のベスト4進出を逃した。
地元オーストラリアの大声援を受ける19歳のキリオスは、第2セットでは鮮やかなドロップショットを決めたり、第3セットでは頭上を抜かれたロブを追いかけると両足の間から股抜きショットを見せるなど、観客を沸かせるプレーを披露していた。
マレーは「本当にトリッキーな試合だった。試合中なるべく早く集中力を高めるようにしていた。なぜなら彼(キリオス)がどれほど危険な選手かを知っていたから。かなり強烈なショットを打つ力を持っているから、なるべく彼のストライクゾーンを外すように心がけていた。幸いな事にそれが成功した試合だった。」と、戦略勝ちだったと語った。
昨年のウィンブルドン4回戦で
R・ナダル(スペイン)を下し世界の注目を集めたキリオスは、マレーと同じドローにいたナダルや
R・フェデラー(スイス)が既に敗退した事を受けて、優勝のチャンスが広がったと感じていた。
「ネットで握手した時に“今回はあなたの番だ。頑張れ。”と伝えたんだ。今年は優勝する絶好のチャンスだと思う。」と、キリオスはマレーにエールを送っていた。
マレーは準決勝で第3シードのR・ナダルを6-2, 6-0, 7-6 (7-5)のストレートで下す金星を飾った、第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
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