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女子テニスツアーのイタリアコム・オープン(イタリア/パレルモ、クレー)は14日にシングルス決勝が行われ、第2シードのR・ビンチ(イタリア)が第1シードのS・エラーニ(イタリア)を6-3, 3-6, 6-3のフルセットの末で下し、今季2つ目のタイトルを獲得した。
ビンチの今季初タイトルは、4月に行われたBNPパリバ・カトヴィツェ・オープンで、決勝で第1シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)をストレートで下して優勝を飾っていた。
イタリア女子トップ2選手により行われた決勝、ビンチがエラーニからの5連敗記録を止め、見事優勝を飾ることとなった。ビンチはエラーニとの対戦成績を3勝5敗とした。
前日、女王S・ウィリアムズ(アメリカ)に次ぐ今季40勝利目を飾ったエラーニだったが、今大会3度目の優勝、今季2つ目のタイトル獲得は、同胞ペアで親友のビンチに決勝で阻まれることとなった。
エラーニとビンチは、世界ランキングの女子ダブルス1位で、今年既に全豪オープンを含む3つのタイトルを獲得している。
ビンチはこの日の親友との対戦について「今日は信じられない試合になった。サラ(エラーニ)は信じられない選手よ。」と述べ、試合をこう振り返った。
「今日とても良いプレーが出来た。第1セットで私はとても良いプレーをしたけど、サラは第2セットからもっと良いプレーをし始めたの。第3セットでは4-0でリードしてから、5-0にするチャンスがいくつかあったの。でもそのゲームを失ってしまって、少しイライラし始めてしまった。でも最後は勝てた。今はとても幸せに感じているわ。」
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