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女子テニスツアーのイタリアコム・オープン（イタリア/パレルモ、クレー）は１３日にシングルス準決勝が行われ、イタリア女子トップ２のＳ・エラーニ（イタリア）とＲ・ビンチ（イタリア）が決勝進出を果たした。日曜日に行われる決勝で対決する。

ふたりは過去７度対戦しており、エラーニが５勝２敗で勝ち越し、ビンチから５連勝をあげている。直近では、今年２月のドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権でのこと。また、両者は世界ランキングの女子ダブルス１位で、今年既に全豪オープンを含む３つのタイトルを獲得している。

エラーニは大会２連覇を狙う。

この日の準決勝では、第１シードのエラーニが第４シードのＫ・ザコパロバ（チェコ共和国）を6-4, 6-4のストレートで、第２シードのビンチはＣ・キャンデラ（スペイン）を5-7, 6-2, 6-2の逆転で下しての決勝進出。

昨年覇者のエラーニは、決勝まで１セットも落とすことなく順当に勝ち進んできたが、ビンチは準決勝でキャンデラに５１分の長い第１セットを奪われ、第３セットでは早い段階でブレークを許す苦戦を強いられた。

エラーニはこの日の勝利でシーズン４０勝利目を記録した。女王Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）の４６勝に次いで２番目となる。このことについてエラーニはこう語っている。

「４０という数字をとても誇りに思っている。けれどとても疲れたわ。セリーナは世界で最高の選手。彼女を捕まえられるかどうかなんて、分からないわね。」

また、親友であるビンチと決勝で対戦することについてエラーニは「親友との試合はとても難しいものになるだろうと確信している。でも、私たちは明日の決勝にいけてとても幸せだわ。それは私たちにとって可能な限り最高の結果だし、とても特別なことよ。」と話している。

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