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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/ リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は10日、シングルス1回戦残り3試合と2回戦2試合が行われ、世界ランク1位で第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)がA・ルス(オランダ)を6-0, 6-2の快勝で退け初戦突破を決めた。
第1セットでアザレンカは世界ランク69位のルスに1度もブレークポイントを与えない完璧なサービスゲームを披露し、ルスのサービスゲーム全てをブレークするなど、1ゲームも与えず第1セットを先取した。
第2セットに入るとこの試合唯一のブレークをルスに許したアザレンカだったが、3度のブレークに成功すると65分の圧勝でルスを退けた。
アザレンカは先週行われたチャイナ・オープンの決勝戦で、世界ランク2位のM・シャラポワ(ロシア)を下して今季5度目の優勝を飾っていた。直後に今大会の開催地であるオーストリアはリンツへ訪れていた。
「そうは見えなかったかも知れないけど、今はかなりの時差ぼけ状態。そんな中、今日は上手く状況に対応できてとても気分良くコートに立てた。それには自分でも驚いている。例え良い形で第1セットを取ったものの、その後も完璧な試合ができるとは思っていなかった。それはたまたまだと思っていた。」とアザレンカは、自身の好調なプレーに驚きを隠せなかった。
「このリンツ大会は過去の数年を見ても素晴らしい大会だった。優勝者の名前を見ても素晴らしい選手達ばかりで、そんな大会でプレー出来る事を誇りに思っている。今は高いモチベーションを保っている。優勝トロフィーを勝ち取りたいし、この気持ちを維持していきたい。」と、連戦が続きながらもやる気十分な意気込みを明かしていた。
アザレンカは準々決勝進出をかけて2回戦でS・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。
また残りの1回戦では、第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)がM・ニクルスク(ルーマニア)を7-5, 6-3のストレートで下し、地元から主催者推薦で出場のP・メイヤー(オーストリア)が第8シードのS・リシキ(ドイツ)を6-1, 6-3で下すシードダウンを演じた。
世界ランク12位のイバノビッチは同ランク70位のニクルスクに、各セットで1度ずつブレークを許したが、いずれのセットでも2度のブレークに成功し75分のストレートで勝利。両者の対戦成績を2勝0敗へと伸ばした。
一方、同ランク159位のメイヤーは、第1セットでは同ランク25位のリシキに3度握られたブレークピンチを退けると、リシキから3度のブレークを決めてこのセットを先取。
第2セットでは1度もブレークポイントを握らせないメイヤーは、このセット唯一のブレークをリシキから奪うと、わずか64分の快勝でリシキを下し、詰め掛けた地元ファンの声援に勝利で答えた。
イバノビッチは2回戦でA・ペトコビッチ(ドイツ)と、メイヤーはP・マーティクとそれぞれ対戦する。
またこの日行われた2回戦では第5シードのJ・ジョルジュがR・オプランディ(スイス)を6-3, 6-3で、S・アービッドソン(スウェーデン)がL・フラデカ(チェコ共和国)を6-4, 7-6 (7-4)と、いずれもストレートで倒し、ベスト8へ駒を進めた。
ジョルジュとアービッドソンが準々決勝で顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
V・アザレンカ (1) ○-× A・ルス, 6-0, 6-2
A・イバノビッチ (2) ○-× M・ニクルスク, 7-5, 6-3
P・メイヤー ○-× S・リシキ (8), 6-1, 6-3
【2回戦】
J・ジョルジュ (5) ○-× R・オプランディ, 6-3, 6-3
S・アービッドソン ○-× L・フラデカ, 6-4, 7-6 (7-4)
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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