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女子テニスツアーのマーキュリー・インシュアランス・オープン(アメリカ/サンディエゴ、賞金総額74万ドル、ハード)は月曜日に初日を迎え、シングルス1回戦4試合が行われ、土居美咲(日本)が予選を勝ち上がったM・ラシェール・ダ・ブリートを6-7 (8-10), 6-1, 6-3の逆転で下し、見事初戦突破を果たした。
世界ランク140位の土居は同131位のラシェール・ダ・ブリートに第1セットはタイブレークの接戦の末に失ったものの、第2セットからサーブの調子を上げると、1度もブレークポイントを与えず、2度のブレークをラシェール・ダ・ブリートから奪いセットオールへと戻した。
勝敗を決める第3セットでは、1度ブレークを許した土居だったが3度のブレークに成功し2時間16分の逆転で勝利。自身初のプレミア大会本戦での勝利を飾った。
6月のバーミンガム大会に続く今季2度目の準々決勝進出を懸けて土居は、2回戦で第5シードのC・マーケイル(アメリカ)とJ・ガイドソバ(オーストラリア)の勝者と対戦する。
この日のナイトセッションに登場したのが唯一のシード選手である第6シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)だったが、初戦で姿を消す波乱に見舞われてしまった。その波乱を演じたのがU・ラドワンスカ(ポーランド)で、ハンチュコバを6-4, 7-5のストレートで退けた。
世界ランク32位のハンチュコバは、第1セットでは同48位のラドワンスカに1度もブレークが奪えず、逆に1度ブレークを許すとそのセットを先取されてしまう。第2セットでは両者1度ずつブレークを奪い合う接戦となったものの、終盤で2度目のブレークに成功したラドワンスカが1時間42分のストレートで勝利。3度目の対戦でラドワンスカはハンチュコバから初勝利を奪った。
その他の試合では、地元勢同士の対戦となった。予選を勝ち上がったA・グラッチ(アメリカ)は主催者推薦のL・デイビス(アメリカ)を6-3, 6-2で、V・レプシェンコ(アメリカ)も主催者推薦のN・ギッブスを6-3, 6-1と、いずれもストレートで下して初戦突破を決めた。
ウズベキスタン生まれのレプシェンコは2007年にアメリカ国籍を取得してから、アメリカ人としてツアーを回っており、今年開催されるロンドン五輪にはS・ウィリアムズ(アメリカ)、V・ウィリアムズ(アメリカ)の姉妹とマーケイルに続いて4人目の選手としての出場権を獲得している。
この日マーケイルは、今年5月に行われた全米大学選手権でスタンフォード大学から出場し、シングルスとダブルスの2冠に輝いたギッブス相手に、巧みなドロップショットなどを織り交ぜたテニスを披露し、ギッブスに自身のテニスをさせず、わずか67分の快勝で退けた。
ラドワンスカはS・シルステアとS・スティーブンス(アメリカ)の勝者と、グラッチは第4シードのN・ペトロワ(ロシア)と、レプシェンコは第8シードのC・シーパース(南アフリカ)と主催者推薦のC・バンデウェイ(アメリカ)の勝者と、それぞれ2回戦を行う。
今大会は上位4シード選手は1回戦が免除されているため2回戦から出場する。第1シードはM・バルトリ(フランス)、第2シードがD・チブルコワ(スロバキア)、第3シードにJ・ヤンコビッチ(セルビア)、第4シードにペトロワと続く。
なお今大会はプレミア大会ながら、トップ10からは同10位でオリンピックへ出場しないバルトリしかエントリーしておらず、オリンピックまで2週間を控え、トップ選手が出場を見送っている。
今大会、日本人で唯一ダブルスに出場したいた藤原里華(日本)は、S・ジェンとのペアーで1回戦に登場したが、L・リー=ウオーターズ(アメリカ)/ M・モウルトン-レビー組の前に0-6, 4-6のストレートで敗退。初戦で姿を消した。
今大会の優勝賞金は、シングルス9万6000ドル、ダブルス3万1000ドル。
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