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女子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン女子(メキシコ/アカプルコ、賞金総額22万ドル、クレー)は28日、シングルス1回戦11試合が行われ、第1シードのR・ビンチ(イタリア)がS・ソレル=エスピノーサ(スペイン)に6-2, 7-6 (7-5)で勝利、2回戦に進出した。
第1セットをあっさりと先取した世界ランク23位のビンチであったが、第2セットでは3度のブレークに成功するもののソレル=エスピノーサを突き放すことができず、タイブレークに突入してしまう。
そのタイブレークでは2-4とリードを許したビンチであったが、そこから挽回に成功すると、1時間41分で逃げ切った。
「タフな試合でしたが、勝てて満足です。」と試合後のビンチ。「第1セットを先取して2-1とリードした時、少し緊張していましたし、とても暑かったですから、さらに頑張らなくてはなりませんでした。先週のモンテレイは涼しかったので、とても違う環境です。」
また29歳のビンチにとって、トップシードとしてツアー大会に出場するのは今回がキャリア通算3度目のこと。「簡単ではありませんが、問題ありません。たくさんのプレッシャーがありますが、試合に集中するだけです。」と、優勝候補でいることについてコメントしている。
第2シードのF・ペネッタ(イタリア)は、昨年の準優勝者であるA・パーラ=サントンハ(スペイン)を6-4, 6-2で下している。この日の試合でペネッタは、10本中9本のブレークピンチを切り抜けると、試合を通して4度のブレークに成功していた。
今大会では過去に2度の優勝に加え4度の準優勝と、抜群に相性のいいペネッタは「ここに戻ってこれて嬉しいです。ここはホームのような感じがしますし、そのせいでいつも良いプレーができているのかも知れません。」とコメントしている。
第3シードのS・エラーニ(イタリア)はI・ファルコーニ(アメリカ)を6-1, 6-1で一蹴、順当に2回戦進出を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
M・リバリコワ(スロバキア) ○-× A・ドゥルゲル(ルーマニア) (5), 2-6, 7-5, 7-6 (7-3)
J・ラーソン(スウェーデン) (6) ○-× S・カラタンチェバ(ブルガリア), 1-6, 6-4, 6-3
E・ガロビッツ(ルーマニア) ○-× G・アーン(ハンガリー), 7-5, 7-5
S・アービッドソン(スウェーデン) ○-× P・ランプレ, 6-2, 6-4
M・デュケ=マリーノ(コロンビア) ○-× N・アブダラ, 6-1, 6-0
E・カベザ・カンデラ ○-× L・ドミンゲス=リノ(スペイン), 6-4, 6-4
A・タチシュビリ(グルジア) ○-× E・ビルネロバ(チェコ共和国), 6-4, 4-6, 6-3
M・クライチェック(オランダ) ○-× A・カダントゥ(ルーマニア), 7-5, 3-6, 6-3
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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