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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額22万ドル、ハード)は9日、シングルス2回戦残り4試合が行われ、クルム伊達公子(日本)が予選を勝ち上がってきた謝淑薇(台湾)と対戦したが、5-7, 0-6のストレートで敗れ、今大会のシングルスから日本勢全てが姿を消した。しかし、その後行われたダブルスでは勝利を飾りベスト4進出を果たした。
スタートから好調な滑り出しを見せたクルム伊達は、謝淑薇に1度ブレークを許すも3度のブレークを奪い5-2とリード、サービング・フォー・ザ・セットを迎える。しかしそのゲームをブレークされると5ゲームを連取され、途中でセットポイントを握ったものの奪いきれず、そのセットを落としてしまう。
予選2試合を勝ち抜き、本戦1回戦でも第5シードの鄭潔(中国)をストレートで下すなど、ここまで好調な謝淑薇は、第2セットでは1度もブレークポイントをクルム伊達に握らせないどころか、1ゲームもクルム伊達に与えず1時間24分のストレートで勝利、2001年11月の今大会以来となるツアー8強入りを果たした。
クルム伊達は、第1セットの第8ゲームから11ゲーム連続で失い敗退。謝淑薇に奪われた流れを取り戻す事が出来なかった。シングルスに続いて行われたダブルスの準々決勝ではA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)とのペアで瀬間詠里花(日本)/N・ラチーワカーン(タイ)組と対戦。第1セットこそ2度のブレークを奪い合いタイブレークへともつれるも、そのセットを先取すると第2セットは一気に流れを掴み、7-6 (7-4), 6-1のストレートで勝利しベスト4入りを果たした。
謝淑薇は準々決勝でS・ミルザ(インド)と対戦する。ミルザはこの日の2回戦で、A・ケタボング(英国)を6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
この日登場したシード勢は順当な勝ち上がりを見せた。第3シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)はU・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3, 6-2で、第8シードのV・キング(アメリカ)もA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-1, 6-3と危なげ無い勝ち上がりを見せた。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるハンチュコバは、第1セットでは1度もブレークをラドワンスカに許さず、1度のブレークを奪いそのセットを先取。第2セットは1度だけブレークを許したハンチュコバだったが3度のブレークに成功、79分で準々決勝進出を決めた。
昨年が今大会への初出場だったハンチュコバは、1セットも落とさず優勝を飾っており、この日の試合で今大会での成績を7勝0敗とした。大会2連覇を目指すハンチュコバは、第8シードのキングと準々決勝を行う。
その他、この日行われたダブルス準々決勝に秋田史帆(日本)/N・ロットマン組が登場したが、第2シードのE・ダニリドー(ギリシア)/T・タナスガーン(タイ)組に2-6, 0-6で敗れ準決勝進出とは行かなかった。
今大会の優勝賞金はシングルスが3万7000ドル、ダブルスが1万1000ドル。
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