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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額61万8000ドル、ハード)は大会5日目の木曜日、シングルス準決勝2試合が行なわれ、第4シードのN・リー(中国)が第2シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を1-6, 7-5, 6-2の逆転で下し、今大会で優勝すると世界1位になることが決まっていたクヴィトバの夢を阻止すると同時に決勝進出を決めた。
昨年の今大会で優勝を飾ったリーは、それが中国人女子選手として初となるプレミア大会での優勝だった。その後の全豪オープンでは初めてグランドスラムの決勝の舞台に立ち、全仏オープンではグランドスラムで初優勝するなど、中国人女子選手としての歴史を塗り替え続けたシーズンだった。そのきっかけとなったのが今大会での優勝だった。
この日の試合では、序盤からクヴィトバに圧倒されていたリー。第1セットはわずか26分でクヴィトバに奪われ、第2セットも序盤でブレークを許し1-3とリードされていた。
「コートで何が起きたのか分かりませんでした。クヴィトバはとてもフラットにボールを打って来て、しかもとても深いショットばかりでした。良いボールを打ち返すチャンスが無かったのです。コーチを呼んでアドバイスをもらいました。同じプレーを続けていたら、あっと言う間に負けてしまうので、ただ自分自身を信じて、きっとプレーが良くなると信じて、ベストのプレーをすることだけに心掛けました。」と試合中の気持ちを語るリー。
すると、第2セットの4-5からの第10ゲームから3ゲームを連取してそのセットを奪い返したリーへ、徐々に流れが傾いて来た。第2セットの第1ゲームでもクヴィトバから先にブレークしたリーは、その後2度目のブレークに成功すると1時間59分でクヴィトバを退けた。
昨年の全仏での優勝以来となるツアー決勝進出を決めたリーは「やっと戻って来ました。心も体も強くなっていると感じます。去年の後半とは違い、より良いプレーをするように努めているのです。毎年の目標は、常に前年より良いプレーをすることなのです。」と、勝利に手応えを感じていた。
今大会で優勝するとC・ウォズニアキ(デンマーク)を抜いて世界1位の座に着くことが決まっていたクヴィトバは「序盤はとても速い展開で良いプレーが出来ていました。あまりにも良いプレーをしていると、その後にトーンダウンしてしまいがちなのです。それが問題です。彼女(リー)はとても良いテニスをしていました。彼女を含め、何人かの選手が1位になるチャンスがあると思います。」と試合を振り返っていた。
そのリーと決勝で対戦するのが第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)。この日の準決勝でアザレンカは、第7シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を1-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
「今日はなかなかスイッチが入りませんでした。ミスも多かったです。そして彼女(ラドワンスカ)もとても良いプレーをしていましたし、昨日と全く違うテニスになってしまったので、調整するのに時間がかかってしまいました。それでも自分の間違いを勝利に変えられて嬉しく思います。スロースタートから最後は力強く試合を終わる事が出来て良かったです。」
リーとアザレンカが最後に対戦したのは、昨シーズン末のツアー最終戦で、その時はアザレンカが6-2, 6-2の快勝で勝利していたが、これまでの対戦成績はリーの4勝2敗とリードしている。
リーの事を聞かれたアザレンカは「今日は素晴らしいファイティング・スピリットを見せていました。ここ数年、オーストラリアで彼女はとても良い成績を収めています。彼女との対戦をとても楽しみにしていますし、全豪へ向けて最後で最高のチャレンジになるでしょう。」と対戦を楽しみにしていた。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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