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男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、賞金総額201万9000ユーロ、ハード)は3日、シングルス2回戦残り5試合が行われ、S・クエリー(アメリカ)が第2シードのJW・ツォンガ(フランス)を7-6 (7-5), 6-2のストレートで下す金星を飾るなど、ベスト8が顔を揃えた。
今年の1月に自己最高位の世界ランク17位を記録したクエリーだったが、その後は怪我に泣かされ6月から9月まではツアー離脱。世界ランキングも、現在は116位まで下げている。しかし、この日のクエリーは同8位のツォンガに対し、本来のプレーを披露し第1セットを接戦の末に先取すると試合の流れはクエリーへ。
第1セットでは両者ともにブレークポイントさえ与えない完璧なサービスゲームを見せていたが、第1セットを落とし意気消沈したツォンガは第5ゲームでクエリーにこの試合初めてブレークを許すと、第7ゲームでも2度目のブレークを奪われるなど、一気にクエリーが試合を支配。
第8ゲームではクエリーが握った2度目のマッチポイントでツォンガのバックハンドがネットにかかりゲームセット。わずか77分でクエリーは復帰後初となるATPツアーでの8強入りに成功した。
「最高の気分です。サーブの調子がとても良く、フォアハンドも良いショットを打つ事が出来ました。大会の序盤としては良いスタートが切れました。このまま次の試合も勝利を掴みたいです。」とクエリーは試合を振り返り、喜びを語っていた。
今季獲得ポイントの上位8選手しか出場できないツアー最終戦への出場権争いの真っただ中にいるツォンガ。そのポイントレースで6位にいるツォンガは、先週の優勝に引き続き、今大会でも上位進出を果たすと同5位のT・ベルディフ(チェコ共和国)を抜いて残る3枚の切符獲得へと大きく前進できるはずだった。しかしクエリーにそれを阻まれてしまい、最終戦への切符は来週行われる地元パリでのマスターズ大会へと持ち越されてしまった。
クエリーは準々決勝で第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。この日デル=ポトロは、K・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がりだった。
先週のオーストリア大会で準優勝を飾るなど、調子を上げているデル=ポトロは、この試合でも第1セットの第3ゲームでアンダーソンからブレークを奪うと、自身のサーブでは1度もブレークポイントを握らせずしっかりキープし、そのセットを先取した。
第2セットでも第7ゲームで先にブレークに成功したデル=ポトロだったが、続く第8ゲームではアンダーソンにすかさずブレークバックを許してしまい4-4へ。そこから集中を増したデル=ポトロは、続く第9ゲームでも2度目のブレークをアンダーソンから奪うと、しっかり第10ゲームをキープして1時間31分で勝利を決めた。
その他の試合では元世界ランク1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)がA・ボゴモロフJR(アメリカ)を7-6 (7-3), 4-6, 6-2のフルセットで下し準々決勝進出を決めた。
第1セットはブレーク合戦となり両者3度のブレークを分け合いタイブレークへ。そのタイブレークで主導権を握ったフェレーロは第1セットを先取するものの、第2セットではボゴモロフJRの反撃に合い、セットオールへと持ち込んまれてしまう。
勝敗を決める第3セットでは、地元スペインの声援を味方に付けたフェレーロが一気に4-0とリードし、5-1で迎えたサービング・フォー・マッチではアンダーソンにブレークを許したものの、続くアンダーソンのサービスゲームではこのセット3度目のブレークを決めて2時間51分でベスト8進出を決めた。
昨年、左膝と右手首の手術を受けていたフェレーロは、今年の4月にツアー復帰。8月にはトップ100からも落ちてしまったが、現在は58位まで上昇させるなど調子を上げていた。準々決勝ではF・フォニュイーニ(イタリア)を6-3, 6-1のストレートで退けたJ・モナコ(アルゼンチン)と顔を合わせる。
残る試合では、M・グラノジェルス(スペイン)がM・チリッチ(クロアチア)を3-6, 6-3, 7-5の逆転で倒して準々決勝進出を決めた。ベスト4入りを懸けてグラノジェルスは、第3シードのG・モンフィス(フランス)と準々決勝を行う。
今大会の優勝賞金は32万5000ユーロ。
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