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女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は11日、シングルス1回戦11試合が行われ、第6シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)が2本のマッチポイントをしのぎ、6-4, 3-6, 7-6 (9-7)の接戦でA・セバストバ(ラトビア)を破るなど、シード勢が揃って1回戦で勝利を飾った。
世界ランク21位のジョルジュは同108位のセバストバに対し、第1セットでは1度もブレークを許さず、逆に1度ブレークをセバストバから奪うなど順当に先取。しかし第2セットはセバストバに反撃を許し、セットオールとされてしまい、勝敗の行方は第3セットへともつれた。
その第3セットでは両者2度のブレークを奪い合うなど、お互いに譲らない展開からタイブレークへ。そのタイブレークでも今年1月に自己最高位の36位を記録したセバストバはその実力を発揮、6-5と先にマッチポイントを握る。そのチャンスをフォアハンドのミスで取り切れなかったセバストバは7-6で訪れた2度目のマッチポイントでもダブルフォルトと再び自らのミスで逃すと、意気消沈したセバストバを一気に攻めたジョルジュが2ポイントを連取、2時間13分で勝利した。
辛うじて勝利したジョルジュは「今日はとても才能のある選手との対戦でした。今のランキングがどうであれ、今年の初めには30位台にいた選手なのでとても危険な選手でした。」とセバストバについて語った。
加えて「序盤は良かったものの、第2セットで先にブレークを奪ってリードした所でレベルが下がってしまいました。同時に彼女がどんどん良いプレーをし始めたのです。先にマッチポイントを握られてしまいましたが、2本とも彼女のミスで逃れることが出来ました。本当に厳しい試合でしたが、勝利を飾ることが出来てとても嬉しいです。」と喜びを語った。
第7シードのD・チブルコワ(スロバキア)はE・バルタチャ(英国)と対戦、第1セットを奪われ、続く第2セットでも1-4とリードを許す苦しい展開に。その後、4-5からの第10ゲームでは2度のマッチポイントをバルタチャに握られるも、そのピンチをしのぐと、そのセットをタイブレークの末に奪い返す。第3セットでは、チブルコワが1ゲームを奪った場面でバルタチャが腰の痛みを訴え途中棄権。結局チブルコワは、4-6, 7-6 (7-3), 1-0での不戦勝となった。
ジョルジュはラッキールーザーのE・ロディナ(ロシア)と、チブルコワはS・エラーニ(イタリア)とそれぞれ2回戦で対戦する。ロディナは第2シードで出場予定だったA・ペトコビッチ(ドイツ)が右膝の怪我で欠場を表明したため本戦へ繰り上がっていた。
ロディナはこの日、M・リバリコワ(スロバキア)との1回戦に臨んだが、6-3, 2-1とリードした所でリバリコワがウィルス性疾患による体調不良で棄権を申し入れてロディナが2回戦進出を決めた。エラーニはP・エルコグ(スロベニア)との1回戦では、6-0, 6-3とわずか64分の快勝での勝ち上がり。
その他、この日登場したシード勢は順当に2回戦へ駒を進めた。
第1シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)がR・マリーノ(カナダ)を6-2, 6-2のストレートで危なげなく退けると、第3シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)はK・ボンダレンコ(ウクライナ)に4-1とリードした所でボンダレンコが首を痛めて途中棄権。第4シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)もA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-4, 2-6, 6-3のフルセットで倒し順当に2回戦へ進んだ。
2回戦では、クヴィトバは主催者推薦のP・メイヤー(オーストリア)と予選を勝ち上がったS・フォレッツ(フランス)の勝者と、ヤンコビッチはE・マカロバ(ロシア)を6-4, 6-1で一蹴したラッキールーザーのA・ケタボング(英国)と、パブリュチェンコワはT・パスゼック(オーストリア)を7-5, 6-3で下した予選勝者のS・シルステア(ルーマニア)とそれぞれ対戦する。ケタボングはN・ペトロワ(ロシア)が左太腿の怪我で欠場を申し入れて本戦へ繰り上がった。
その他の試合結果は以下の通り。
K・ペルバク(ロシア) ○-× V・ディアチェンコ(ロシア), 6-4, 6-1
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-3, 4-6, 6-3
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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