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3日に行われたウィンブルドン決勝でR・ナダル(スペイン)を破り、自身初のタイトルを手に入れたN・ジョコビッチ(セルビア)は4日に母国セルビアに帰国、世界ランク1位として迎える最初の日を数万人のファンと共に祝った。
セルビアの首都であるベオグラードで行われたセレモニーで、ジョコビッチのニックネームである「ノール」と叫ぶファンを前に「皆さんがこの日を、僕の人生で最高の日にしてくれました。」と感謝の意を述べたジョコビッチは、ウィンブルドンのトロフィーのレプリカを掲げ、声援に応えた。
ウィンブルドン決勝でナダルを6-4, 6-1, 1-6, 6-3で破ったジョコビッチは、4日に発表された世界ランキングで1位となっている。ナダルとR・フェデラー(スイス)以外の選手が1位となるのは、実に7年半ぶりのこととなる。
またジョコビッチはこの日の午前、前日に行われたチャンピオンズ・パーティーの疲れも見せずに、ウィンブルドンで行われた会見を精力的にこなしていた。
世界各国から集まったメディアを前にジョコビッチは「自分が手にした成功を確認する時間がまだありません。これからの数日、自分がどれだけ大きなことを成し遂げたか考えることでしょう。セルビアに帰ったら、お祝いをするつもりです。僕にとっては、ただ信じられなくて、夢の中にいるようです。セルビアの人達とこの成功を共有する事を、とても誇りに思います。」と、思いを語っている。
今シーズンが開幕してから、ジョコビッチは48勝1敗という成績を残し、全豪オープンを含む8大会でタイトルを獲得している。しかし、それでも十分ではないようだ。
「ここウィンブルドンでは、人生で最高の目標のうち2つを達成しました。しかし、もっと達成したいことはあります。もっとグランドスラムで優勝したいですし、出来るだけ長くナンバー1でありたいし、USオープンでも勝ちたいです。来年の全仏オープンも、オリンピックでも優勝したい。もっとあります。」
ナダルとフェデラーの時代が終ったことについて直ちに否定したジョコビッチであるが、男子テニスは今まで以上に競争が激しくなるという見方を示している。
「彼らのライバル関係はまだ続くでしょう。彼らは、いまだにテニスにおいて最も有力な選手です。全仏オープンで証明したように、フェデラーはまだまだ素晴らしいプレーをしていますし、もっとメジャータイトルを欲しています。」
「ナダルはキャリアの絶頂期ですし、マレーはこの3、4ヶ月間はグランドスラムの優勝候補でした。彼は最後の一歩が必要なだけで、それも時間の問題です。過去5年間と比べると、今はより多くのプレイヤーがメジャーで勝てる力を持っています。新しい選手というのは、テニスにとっても良いことです。テニスがもっと魅力的になります。」
自宅で短い休養を取った後にジョコビッチは、デビスカップ準々決勝が行われるハルムスタッドに飛び立つ予定となっている。ディフェンディング・チャンピオンであるセルビアは、ジョコビッチをはじめV・トロイキ(セルビア)、J・ティプサレビッチ(セルビア)、そしてN・ジモンイッチ(セルビア)のメンバーでR・ソデルリング(スウェーデン)を欠くスウェーデンと対戦する。
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