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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナルズ(英国/ロンドン、ハード)は27日、シングルス準決勝が行なわれ、第1シードのR・ナダル(スペイン)がA・マレー(英国)を7-6 (7-5), 3-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り、自身初となるツアーファイナル決勝へ駒を進めた。
今年はUSオープンを制し生涯グランドスラムを達成しつつも、ツアー最終戦では未だにタイトルを獲得していないナダルは「信じられない試合だった。世界最高の選手の一人を相手に、本当に難しい試合だった。」と試合を総評した。
お互いに自身初となる決勝進出が懸かったこの試合、第1セットはブレークがない展開となり、タイブレークではマレーが後半で追い上げるも、ナダルがわずかの差で逃げ切りセットを先取する。
第2セットに入るとゲームカウント3-2とナダルが一時はリードするが、ここからマレーが4ゲームを一気に連取、セットオールに追いつく。
「第2セットでは少し疲れてしまいました。」とナダル。「彼にブレークされたとき、このセットで取り戻すのはとても難しいな。と思ったんだ。」と、この時のことを振り返った。
第3セットでは、ナダルが第3ゲームでブレークに成功しゲームカウント2-1とリードを奪うと、マレーのサービスゲームとなった第9ゲームで最初のマッチポイントを迎える。しかし、ここはマレーがキープに成功すると、ナダルのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、この土壇場でマレーがブレークバックに成功する。
試合を振り返ったマレーは「試合を通して1ゲームか数ポイントだけ悪いプレーをしたと思う。だけど、素晴らしいテニスだったよ。僕ら2人とも、試合開始からとても良いプレーをしていたと思うよ。」とコメントしている。
全てが決まるファイナルセットのタイブレーク、マレーが先手を奪い3-0とリードを奪うが、ナダルも粘りをみせ4-4に追いつくと、6-5としこの日2本目のマッチポイントを迎える。
「最後のタイブレークで1-4や0-3になった時でも、チャンスはいつでもあるから何となるさ、って思っていたんだ。」とナダル。
このマッチポイントを切り抜けたマレーであったが、ナダルが7-6リードで迎えた3本目のマッチポイントでは、長いラリーのあとにナダルがフォアハンドのウィナーを決めゲームセット、3時間11分のマラソンマッチを制した。
マレーはこの試合で22本のサービスエースと47本のウィナーを決めたが、その一方で47本の凡ミスを犯していた。また試合を通して獲得した114ポイントは、ナダルのそれより5本多かった。
「長いラリーが多くて、良いポイントも多い試合だったし、コートにいる間でも素晴らしい試合だと思っていました。」とマレー。「どんな方法であれ、そういった試合に関われるのは良いことだけど、負けるのは良いことではありません。」
さらにマレーは「今日は素晴らしい試合だった。最高の試合で負けたとしてもね。ただ、素晴らしい試合だった。」と試合を振り返った。
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