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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップの決勝(アメリカ/サンディエゴ、ハード)は対戦2日目の7日、初日のシングルスで2勝0敗としていたイタリアが、この日のシングルス2試合で通算成績を3勝1敗とし、2年連続3度目となる世界一の栄冠を手に入れた。
5試合の結果で勝敗が争われるフェドカップ決勝、初日のシングルスで2連勝を飾っていたイタリアは、この日のリバース・シングルス第1試合にエースであるF・スキアボーネ(イタリア)を起用し必勝体制で臨むも、対するアメリカが起用したM・ウダン(アメリカ)がスキアボーネに6-3, 6-1で快勝され、対戦成績を2勝1敗とする。
続いて行われた第2試合、世界ランク23位のF・ペネッタ(イタリア)が同114位のC・バンデウェイ(アメリカ)を6-1, 6-2で圧倒、この瞬間、イタリアの大会2連覇が決定した。この時点で勝敗が決したため、最後の試合として予定されていたダブルスは行われなかった。
第1試合に登場した19歳のウダンは、第1セットで最後の3ゲームを奪いセットを先制すると、第2セットでも序盤3ゲームを連取する。第2セット第4ゲームはスキアボーネがサービスキープに成功したが、ウダンはさらに3ゲームを連取し一気に試合に終止符を打った。
B・ジーン・キング(アメリカ)がコートサイドで見守る中、世界ランク7位のスキアボーネから勝利を奪ったウダンは「彼女の応援が聞こえました。私は自分自身のため、チームのため、そして母国のためにプレーしました。フェドカップでは時々、ベスト以上の力が発揮できます。それが今日でした。今日は最高のプレーが出来ましたし、コートでは自信に溢れていました。」と試合を振り返った。
またウダンは、試合前のプレイヤーラウンジにキングが訪れ、激励とともに背中を叩き気合を注入されていたことを明かしている。
続く第2試合では、オープニングゲームで18歳のバンデウェイがいきなりブレークに成功するも、そこからペネッタが6ゲームを連取する。これで勢いに乗ったペネッタは第2セットもバンデウェイを圧倒、マッチポイントでバンデウェイのバックハンドリターンがアウトになると、両腕を突き上げ喜ぶと、チームメイト達と勝利を分かち合った。
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