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男子テニスツアーのタイ・オープン(タイ/バンコク、賞金総額55万1000ドル、ハード)は28日に、シングルス1回戦7試合が行われ、手首の手術からツアー離脱をしていたJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が復帰戦として登場。しかしO・ロクス(ベルギー)の前に6-7 (7-9), 4-6のストレートで破れ、復帰戦を白星で飾ることは出来なかった。
第5シードとして登場したデル=ポトロは、この試合が年初の全豪オープンの4回戦敗退以来の試合だった。その後、彼は5月に手首の手術を受け約8ヶ月間、治療とリハビリに専念していた。しかしプロとしての実戦は厳しいもので、この日は世界ランク78位で、198cmのデル=ポトロより30cmも小柄なロクスの粘りの前に1時間44分で敗れ去った。
「良い試合はしたよ。第1セットのタイブレークではチャンスがあったけど、ロクスが大事なポイントで最高のプレーをしたんだ。ロクスはとてもサーブが良かった。このようなサーフェースではそれはとても重要なこと。今はこうしてコートへ戻ってこれたことがハッピーで、これからテニスを向上させて行きたい。」と、デル=ポトロは試合後に語っていた。
ロクスは2回戦でM・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは予選勝者のR・デ=ハートを6-3, 6-7 (4-7), 6-4で下しての勝ち上がり。
その他、第8シードのM・ベレー(ドイツ)も敗れる波乱に見舞われた。その波乱を演じたのはG・ガルシア=ロペス(スペイン)で、ベレーを6-4, 7-6 (7-4)のストレートで退けた。
ガルシア=ロペスは5本のサービスエースを記録し、ダブルフォルトは1本も犯さず、安定したサービスゲームを展開していた。一方のベレーは6本のエースを叩き出したものの、4本ものダブルフォルトを犯すなど試合の主導権を握ることができず、1時間33分で敗れ去った。ガルシア=ロペスはF・セラ(フランス)と2回戦で顔を合わせる。
その他の試合は以下の通り。
D・セラ(イスラエル) ○-× K・クラウチュック, 6-3, 6-4
R・ベメルマンズ ○-× F・ニールセン, 6-2, 6-3
J・ニエミネン(フィンランド) ○-× D・ウドムチョク(タイ), 6-3, 6-2
R・シュトラー(ドイツ) ○-× R・メロ(ブラジル), 6-4, 6-2
今大会は世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)が第1シードでエントリーしており、ナダル含め上位4シード選手は1回戦が免除されて2回戦からの登場となっている。第2シードはF・ベルダスコ(スペイン)、第3シードがJ・メルツァー(オーストリア)、第4シードにE・ガルビス(ラトビア)と続く。
今大会の優勝賞金は9万9725ドル。
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