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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、賞金総額200万ドル、ハード)は土曜日に準決勝2試合が予定されていたが、第1試合の途中で降り出した雨の影響により試合は中断、2試合ともが翌日以降に延期となった。
準決勝の第1試合は第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と第11シードのS・クズネツォワ(ロシア)戦が組まれていたが、ウォズニアキが2-0とリードした時点で雨が降り出した。そのため、予定されていた準決勝2試合は日曜日へ延期となった。
したがって、準決勝の第2試合に予定されていた第8シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と第10シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)の一戦も延期となった。
現在、世界ランキング2位のウォズニアキは、昨年の全米オープンで準優勝し、今年の全米ではそれ以上の成績が期待されている。今季は一時、怪我の影響で調子を落としていたが、ここに来て次第に調子を上げてきているところはさすがだ。
一方、2004年の全米そして2009年の全仏で優勝している25歳のクズネツォワは、昨年のWTAツアーで3勝し、通算12勝目を達成していた。しかし今季は、先週の大会まで準々決勝進出がわずかに1度あるだけで、出場する大会で早期敗退を繰り返していた。4週間前には世界ランクが21位にまで下降し、2004年2月以来のトップ20圏外という苦杯を味わっている。
しかし先週のアメリカ・サンディエゴで開催されたマーキュリー・インシュアランス・オープンで優勝し、ツアー13勝目を達成、出口のないトンネルに光を見出した。最新のランキングでは再びトップ20入りを果たし、現在は16位につけている。
最近の不調について先週のクズネツォワは、「自分のゲームを見失っていた。気持ちを整理するのに時間がかかった。元の強い自分に戻りたい。12位とか15位とかに戻りたいとは思わない。それは私の目標ではない。もっと上を目指すし、私にはそれができると思う。」と力強く語っている。
またクズネツォワは、金曜日の試合後、「試合に勝つことで自信がつく。負けが続くと、本当に大変。」と打ち明けている。クズネツォワはコーチを変えており、コーチとの関係も不調の一因だったようだ。
「負けているときは、やるべきことは分ってるんだけど、自信がないだけ。試合では2、3本のショットの差なんだけど、それが大きく結果を支配するの。」
ドローの他の山については、ズヴォナレーワは準々決勝で昨年の全米覇者で第5シードのK・クレイステルス(ベルギー)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、ベスト4進出を決めている。
ズヴォナレーワは今年のウィンブルドンで四大大会で初めて決勝に進んだ。決勝ではS・ウィリアムズ(アメリカ)にストレート負けを喫したものの、ウィンブルドンに続く四大大会である全米でも活躍が期待されている。
ズヴォナレーワも故障で一時、調子を落としていたが、ここに来て調子を上げてきている。
対戦相手のアザレンカもトップ10入りを果たした後、調子を落としていたが、今は復活の途上にある。現在は世界13位だが、再びすぐにトップ10入りするだろう。
本大会では3回戦で格上の第9シードN・リー(中国)をストレートで下し、準々決勝でも2007年ウィンブルドンの準優勝者で第17シードのM・バルトリ(フランス)を6-2, 7-6(8-6)で退けて、淡々と勝ち上がっている。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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