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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウェスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第8シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第5シードのM・シャラポワ(ロシア)を6-4, 6-1のストレートで下し、見事、優勝を飾った。アザレンカは優勝賞金として10万7000ドルを獲得した。
今季、初優勝を飾ったアザレンカは、試合後、「最高の優勝の1つ。すばらしい選手たちと対戦するのは本当に楽しいこと。コートで自分の力を発揮するのはわくわくする。」と語っている。
マッチポイントをものにしたアザレンカは、ラケットを落とすと、手で目を覆い、それから握手をするためにネット際へとゆっくり向かった。そしてコーチを抱きしめると、再びコートに戻り、観客へ挨拶した。
アザレンカは「コートで最大限の力を発揮するにように努力したの。自分のテニスを変えることで同じパターンに落ちないように気をつけた。最も大切だったのは、コート上で考え続けたことね。」と話した。
土曜日に21歳の誕生日を迎えたアザレンカだったが、お祝いは決勝戦が終わるまで控えていたようだ。サンディエゴの大会の1回戦を月曜日に控えるアザレンカは、「時間があれば友人や家族に会いたい。ケーキが食べたいわね。シナモン入りのアイスクリームもね。」と21歳らしさを垣間見せた。
アザレンカとシャラポワは過去に4度の対戦があり、2勝2敗とタイの戦績だった。しかしアザレンカはシャラポワにハードコートでは勝ったことがなく、また今回のシャラポワからの勝利は3年ぶりのことだった。
アザレンカは「攻撃的にプレーすることを心がけた。彼女のテニスをさせないようにした。彼女(シャラポワ)が波に乗ると、手がつけられない。どのポイントでも最大限の力を発揮し、付け入る隙を与えないようにした。」と作戦を打ち明けた。
11本のブレークポイントのうち6本を手にしたアザレンカは、やはり得意とするリターンゲームでの強さをみせつけた。リターンポイントのうち57%をポイントに結び付け、またセカンド・サーブの15本のうち何と12本をポイントに結び付けた。
シャラポワは「彼女は最も安定している選手の1人。いいショットでも返されてしまったし、どのボールも重かった。」と勝者をたたえた。
ツアー4勝目をあげたアザレンカは、月曜日に発表される最新の世界ランキングで12位となる。一方、今季トップを行く3勝目をねらっていたシャラポワは13位にジャンプアップする。
シャラポワは「彼女はトップ10にいた選手で、大きな勝利も何度かあげている。彼女のリターンに対して凡ミスをしたことで、彼女は調子をあげてきた。サービスについても頭を使っていなかった。ファースト・サーブの確率をあげなければいけなかった。次回、出場する時にはがんばるわ。」と話した。
今後、シャラポワは1週間の休養を取り、その後はシンシナティの大会に初登場する。
ダブルス決勝では、元世界女王のL・ダベンポート(アメリカ)/L・フーバー(アメリカ)組がY・チャン(台湾)/鄭潔(中国)組を7-5, 6-7, [10-8]のスーパータイブレークの末に下し、見事、優勝を飾った。
ダベンポートが最後にツアーで優勝を飾ったのは2008年のメンフィスの大会でのことで(シングルス・ダブルスともに優勝)、久しぶりのうれしいタイトルとなった。
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