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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会9日目の30日、男子シングルス準々決勝4試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのR・フェデラー(スイス)が第12シードのT・ベルディフに4-6, 6-3, 1-6, 4-6で敗れる波乱が起きた。
チェコ人選手としてI・レンドル(アメリカ)以来となるベスト4進出を果たしたベルディフは「驚いてはいないよ。今日は自分のパフォーマンスに満足しています。本当に良いプレーでした。第2セットで少し調子を落としてしまい、サーブを落として彼にセットを取られてしまいました。特別な戦術はありませんでした。大切なのは、自分のプレーをして、良いサーブを打ち、攻撃的にいることでした。」と試合を振り返った。
一方で敗れたフェデラーは、この結果により来週月曜日に発表される世界ランキングで2003年11月以来となる3位に転落することになる。また今大会での通算成績を55勝6敗としてフェデラーが、芝コートの大会で決勝に進出できなかったのは1回戦で敗退した2002年のウィンブルドン以来のこと。
試合後の会見でフェデラーは「悪いプレーをしていたとは思わない。だけど、彼はその上を行っていたと思う。彼は去年よりも安定したプレーが出来るようになっているし、それに対し良いディフェンスをすることが出来なかった。必要な時に良いプレーが出来なかったよ。」と肩を落とした。
さらにフェデラーは続けて「来年のパリとウィンブルドンが待ち遠しいよ。ベスト8は立派な成績だよ。準々決勝で負けることは慣れていないけどね。過去6年間も体験していないことだからね。」とコメントを残した。
全仏オープンに続きメジャー大会ベスト4入りを果たしたベルディフは、準決勝で第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と決勝の切符を争う。ジョコビッチはルー・イェンスン(台湾)を6-3, 6-2, 6-2のストレートで下し、ベスト4入りを果たしている。
ノーシードとして唯一ベスト8まで勝ち上がってきたルーに対し、1本もブレークチャンスを与えなかったジョコビッチは、2007年以来2度目の準決勝進出となる。「このレベルでのプレーを続けたいね。準決勝では失うものは何もないよ。出来れば3年前よりもあと1歩だけ先に進みたいね。」と通算3度目となるグランドスラム決勝進出への意欲を語っている。
もう一方の準決勝では、第2シードのR・ナダル(スペイン)と第4シードのA・マレー(英国)が対戦することとなった。
2008年のチャンピオンで世界ランク1位のナダルは第6シードのR・ソデルリング(スウェーデン)を3-6, 6-3, 7-6 (7-4), 6-1で、地元期待のマレーは第10シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-7 (5-7),7-6 (7-5), 6-2, 6-2でそれぞれ下している。
地元の大観衆のサポートが予想されるマレーとの対戦についてナダルは「アンディが相手の準決勝は難しい試合になるだろう。だけど自分のベストを尽くす準備は出来ているし、決勝に進むためにトライするだけさ。」と意気込みを語っている。
対するマレーは「良いサーブを打つ必要があるし、素晴らしいプレーが必要になる。彼にコートの真ん中でフォアハンドを打たせてはいけない。そうしたら思い切り走らされるからね。だから良いサーブを打って、深いボールを打ち続けなくてはいけない。」とナダルへの対策をコメントしている。
今大会の優勝賞金は100万ポンド、日本円で約1億3300万円。
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