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女子テニスツアーのフランス・ガス・オープン(フランス/パリ、賞金総額70万ドル、ハード)は12日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのE・デメンティエワ(ロシア)がA・ペトコビッチ(ドイツ)を3-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、準決勝進出を決めた。
第1セットで先にブレークに成功し、ゲームカウント3-1とリードしたノーシードのペトコビッチは、そのまま第1セットを先取する。
「第1セットでは私が彼女にプレッシャーをかけていて、彼女は私にプレッシャーを与えてこれなかった。とても驚いたわ。」とペトコビッチは試合を振り返っている。
第2セット第1ゲームでペトコビッチにブレークを許してしまったデメンティエワであったが、第4ゲームでブレークバックに成功すると、第10ゲームでこのセット2度目のブレークに成功しセットオールに追いつく。
勝敗の行方がかかる第3セット、ゲームカウント3-1とリードしたデメンティエワに対し、疲れが見えはじめたペトコビッチはミスを量産、最後はペトコビッチの放ったフォアハンドのショットがネットにかかりゲームセットとなった。
逆転での4強入りを決めた27歳のデメンティエワは「彼女は若く、才能に溢れた選手です。彼女は今日の私との試合で失うものがありませんでした。彼女は自分のゲームで、自分のショットで立ち向かってきました。彼女のサービスゲームではとてもプレッシャーを受けましたし、ベースラインからのショットはとても堅実でした。私にとってタフな勝利でした。」と、22歳のペトコビッチに賛辞を惜しまなかった。
またデメンティエワは「彼女はとてもパワフルな展開をするみたいですし、今日の彼女のサーブには目を見張りました。動きも良いですし、とても積極的です。彼女がランキングを駆け上がるのは確実でしょう。」とコメントを残した。
世界ランク7位のデメンティエワは、準決勝で18歳のM・ウダン(アメリカ)と対戦する。昨年のUSオープンでベスト8入りを果たしているウダンは、A・サバイ(ハンガリー)に2-6, 6-4, 6-2の逆転で勝利、ベスト4進出を決めている。
もう一方の準決勝では、第2シードのF・ペネッタ(イタリア)とL・サファロバ(チェコ共和国)が対戦することとなった。
ペネッタは同胞のT・ガルビン(イタリア)を6-1, 6-3のストレートで下し、準決勝進出を決めている。
プライベートでも親交のあるガルビンを下したペネッタは「私たちはお互いのことを良く知っているから簡単な試合じゃなかったわ。私たちは友達だし、コートを離れて会うこともあるわ。だけどコートに入ったら自分のプレーに集中しなくてはならないし、ネットの向かいに友達がいることを忘れなきゃいけない。」と、親友との試合を振り返った。
一方のサファロバは、第6シードのS・ペア(イスラエル)を6-3, 6-0のスコアで圧倒しベスト4入りを決めた。
この日の試合でサファロバは、第1セット2-3の場面から10ゲームを連取、世界ランク22位のペアを一気に突き放した。「今日の試合には満足しています。サーブがとても良かったですし、リターンの調子も良かったです。彼女のサービスゲームをブレークすると、彼女がよりミスを犯すようになったので少し楽になりました。」
2007年の準優勝者でもあるサファロバはそのことについて「2007年は本当に良い思い出です。観客の皆さんが素晴らしい応援をしてくれました。3年前から私のことを覚えていてくれて、本当に驚きました。」とコメントを残した。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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