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世界各地で広く開催され始めている車椅子テニスの国際大会であるNEC車椅子テニスツアーに、新にスペインはオロトに6月10日から14日にかけて『メモリアル・サンティ・シルバス・オープン』が、スペインを代表するテニス選手のT・ロブレド(スペイン)と彼の家族の協力の下、開催される運びとなった。
現在世界ランク16位のロブレドは、昨年2月に33歳の若さで亡くなった家族ぐるみで親交が厚かったサンティ・シルバス氏が長年抱いていた夢を実現させることになる。シルバス氏とは子供時代を過ごしたオロトで共にテニスに励んでいた。しかし突然の交通事故でシルバス氏は車椅子生活を余儀なくされ、その後始めた車椅子テニスで、彼の人生は再び輝きを取り戻した。
そんなシルバス氏の活動で、小規模な大会を開くことには成功していたが、彼はもっと大きな大会を開催することを夢見ていた。しかし、彼は夢を実現することなく、その志し半ばでこの世を去ってしまった。
ロブレドと父のアンジェルは、スポンサー探しを精力的に行い、7万ユーロの資金集めに成功し、国際テニス連盟(ITF)から大会開催の許可を得るまでになったのだった。そしてメモリアル・サンティ・シルバスと名付けられた大会は、シルバスとロブレドの故郷であるオロトで開催にされることが決定した。その大会はNEC車椅子テニスツアーの中でも、ITF2シリーズと言うグレードで、スペイン国内で最もグレードの高い大会となる。
「色んな人に大会に来てもらいたい。みなさんの協力と会場へ足を運んでくれることだけで、サンティの夢が叶うのです。そして大会を通じて、テニスと言うスポーツは、どんな人でもプレーできるんだと言うことを伝えたい。」と語るロブレド。
そのロブレドは、大会で収益があった場合は、それを障害者達へのスポーツ振興に当てるとも語っている。全仏オープン翌週に予定している同大会の成功は友人の夢の実現。それに向けてロブレドは、家族と共に働き続けている。
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