HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
全仏オープン大会14日目の6日、男子シングルス準決勝2試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)がノーシードのG・モンフィス(フランス)を6-2, 5-7, 6-3, 7-5で、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-2, 7-6 (7-3)で、それぞれ下し決勝に進出した。
この日の第1試合は決勝進出を争うだけではなく、世界2位の座も懸けて行われたが、ここまで150週間連続で2位の座を守り続けたナダルが勝利、全仏オープンで27連勝を達成すると共に、自らのランキングも守りきった。ナダルは今大会、未だ1セットも落としていない。
またナダルは、この勝利により1987年のI・レンドル(アメリカ)以来の4年連続で全仏オープンの決勝進出を果たし、もし優勝すればB・ボルグ(スウェーデン)以来の大会4連覇達成となる。
ナダルは3連覇のうち、一昨年、昨年と決勝でフェデラーとの対戦を制している。また、クレーコートでのフェデラーとの対戦成績は8勝1敗と大きくリードしており、今季ではモンテカルロとハンブルグの決勝で勝利を収めている。
そのナダルが唯一クレーコートでフェデラーに敗れたのは、昨年のハンブルグの決勝戦で、その時にクレーコートでの81連勝という記録も止められている。
「最初の2セットのプレーのレベルはほぼ完璧だった。とても良い感触だった。」とは、試合後の会見でのナダル。4連覇へ向けて、自信の程をうかがわせた。
一方のもう1試合の準決勝では、フェデラーがモンフィスを下し、この4年間での全仏オープンでの戦績を23勝3敗とすると共に、3年連続での決勝進出を決め、ナダルとの決勝戦に駒を進めた。
準々決勝で第5シードのD・フェレール(スペイン)を下す金星を挙げ、2001年のS・グロージャン(フランス)以来となる、地元勢のベスト4進出を果たしていた世界ランキング59位のモンフィスだったが、生涯グランドスラムを目指す王者の前に力尽きた。
フェデラーとナダルの今大会での対戦は過去3回あり、2005年の準決勝と2006年、2007年の決勝戦でそれぞれ顔を合わせており、その全てでナダルが勝利している。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.