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全豪オープン(賞金総額2060万豪ドル)は大会第6日の19日、女子シングルス3回戦を行い、第27シードのM・キリレンコ(ロシア)が、第6シードのA・チャクエタゼ(ロシア)との同胞対決を6-7 (6-8), 6-1, 6-2で制し、初の四大大会ベスト16進出を決めた。
全豪オープンでは2年連続で、その他のグランドスラム大会をあわせると6度も3回戦の壁に阻まれてきたキリレンコだったが、この日は同じロシア勢の同級生で、過去1勝3敗と負け越していた世界ランク6位のチャクエタゼに競り勝った。
序盤から締まったプレーを見せる両者は、互いにサービスブレークを許さず、第1セットはタイブレークに突入。計7本のミニブレークがあった一進一退の戦いを制したのはチャクエタゼで、セットを先取した。
続く第2セットでは、キリレンコが第2ゲームから6ゲーム連取して、セットオールに持ち込んだ。最後のポイントでは、チャクエタゼがダブルフォールトでポイントを落とした。
ファイナルセットでは、第1ゲームでチャクエタゼがこの試合初めてのブレークを奪うが、第2ゲームでキリレンコがブレークバックに成功。その後、第6ゲームでチャクエタゼのサービスゲームを破ったキリレンコが5-2とリードし、迎えた第8ゲームでは5本目のマッチポイントで勝利を決めた。
世界ランク26位のキリレンコは、勝負どころでの粘りに加え、頭脳プレーを得意とするチャクエタゼを上回るプレーの組み立てを見せた。次の4回戦では、第9シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)とV・ルアノ=パスクアル(スペイン)の勝者と顔を合わせる。
昨年ベスト8に進出していたチャクエタゼだが、この試合ではサービスエース6本を決めた一方で、9本のダブルフォールトを犯し、凡ミスの数も54本に上るなど、ミスが目立った。
また、この日は第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)が第29シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に3-6, 4-6で敗れており、トップ10選手のシードダウンが2人続けて起こる波乱となっている。
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