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(スペイン、マドリッド)
女子テニスWTAツアー最終戦のソニー・エリクソン・チャンピオンシップス(賞金総額300万ドル)は大会4日目の9日、ラウンドロビンの最終戦が行われ、赤組ではすでに準決勝進出を決めているM・シャラポワ(ロシア)がA・イバノビッチ(セルビア)に6-1, 6-2で圧勝し、赤組の1位通過を決めた。
試合前の両者の対戦成績は2勝1敗でイバノビッチがリードしており、今季の2度の対戦は全豪オープン準決勝を含めて、いずれもイバノビッチが勝っていた。試合後シャラポワは「今日は試合序盤から堅実なプレーができた。わたしたちは2人とも準決勝進出を決めていることは分かっていたけど、私は全力を尽くすことができた。この試合に本当に勝ちたかったの。」と話した。
赤組で3勝0敗としたシャラポワは土曜日の準決勝でA・チャクエタゼ(ロシア)と対戦する。チャクエタゼは黄組を2勝1敗の2位で通過した。
今季は右肩の滑液包炎と膝の怪我に悩まされ、わずか12大会にしか出場していないシャラポワだが、8月のサンディエゴの大会はで元ランク世界1位の意地を見せて2007年唯一の優勝を飾っており、今大会では2004年以来2度目の優勝を飾りたいところ。
一方のイバノビッチは準決勝で、世界1位で昨年の覇者J・エナン(ベルギー)と対戦する。エナンは現在ツアーで23連勝中で、今大会ではまだ1セットも落としていないという絶好調ぶり。
また金曜日にはラウンドロビンにおける3位、4位決定戦も行われた。3位の賞金は13万ドル、4位の賞金は10万ドルとなっている。
黄組ではM・バルトリ(フランス)がJ・ヤンコビッチ(セルビア)と対戦、6-1, 1-0とリードした時点でヤンコビッチが疾患のため棄権した。これでバルトリは1勝2敗で3位、ヤンコビッチは0勝3敗で4位となった。
ヤンコビッチは「ウィルスにかかったの。ここ数日体調がよくなく、呼吸がしにくい。」と話した。今季28大会目の出場となっていたヤンコビッチは、シングルスで72勝を飾っており、これは女子ツアー最多の記録。オークランド、チャールストン、ローマ、バーミンガムの4大会で優勝している。
バルトリは左膝の故障で棄権したS・ウィリアムズ(アメリカ)の代役だった。ウィリアムズは水曜日、初戦であるチャクエタゼ戦で棄権していた。
赤組ではD・ハンチュコバ(スロバキア)がS・クズネツォワ(ロシア)と対戦、ハンチュコバが7-6(9-7), 6-0のスコアで勝って赤組3位(1勝2敗)に、クズネツォワが4位(0勝3敗)となった。ハンチュコバは今大会2度目の参戦だが、初勝利を挙げた。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
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