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(中国、上海)
男子テニスATPツアー最終戦のテニス・マスターズ・カップ(賞金総額445万ドル)は11日、上海で開幕し、世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)が2連覇を狙う。
2003-04年に一度連覇を達成しているフェデラーは、2005年はD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に決勝で敗れて準優勝に甘んじたが、昨年はJ・ブレーク(アメリカ)を下して再びチャンピオンの座に返り咲いた。
26歳のフェデラーは今季のシングルス成績が64勝8敗で、全豪オープン、ウィンブルドン、USオープンを含む7大会で優勝を果たした。そして、先月地元スイスで今季ATP最多の7タイトル目を獲得し、この自身52回目のツアー優勝で4年連続の年間ランキング1位の座を確定させた。
フェデラーは、2004年2月2日に初めて世界ランク1位になってから現在に至るまで、絶えずその座に君臨し続けており、2004年以降のシングルスの勝敗は311勝23敗で、決勝では41勝9敗と断トツの成績を残している。
7日に発表されたラウンドロビンの組み合わせで、フェデラーはN・ダビデンコ(ロシア)、A・ロディック(アメリカ)、F・ゴンサレス(チリ)とともにレッドグループとなった。フェデラーと同組の3選手との対戦成績は、フェデラーの34勝1敗で、ダビデンコとゴンサレスには無敗の10連勝。ロディックとは計15回対戦し、2003年のモントリオールで唯一負けただけなっている。
もう一方のゴールドグループでは、世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)、N・ジョコビッチ(セルビア)、D・フェレール(スペイン)、R・ガスケ(フランス)が準決勝進出をかけて争う。今季ツアー6勝を飾っているナダルは、同組の3選手との対戦成績を10勝4敗としており、ツアー最多のシングルス68勝(13敗)をジョコビッチ(16敗)と並んで記録している。
20歳のナダルは、対フェデラー戦8勝5敗と数少ない勝ち越しを記録している選手で、フェデラーが唯一優勝出来ていない四大大会である全仏オープンでは、2年連続で決勝で勝利している。しかし、昨年は準決勝でフェデラーに屈し、決勝進出を逃した。ナダルは、日曜日の開幕戦でガスケと対戦する。
今大会は、チャンピオンには優勝賞金70万ドルが贈られるのに加えて、各試合に賞金が与えられ、昨年のフェデラーのように全勝で優勝した場合、合計で152万ドルを手にすることになる。
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