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(フランス、パリ)
BNPパリバ・マスターズ(賞金総額245万ドル、インドア、ハード)は4日、シングルス決勝を行い、ノーシードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)が第2シードのR・ナダル(スペイン)を6-4, 6-0のスコアで一蹴し、今季2度目のツアー優勝を果たした。
優勝賞金48万9,500ドルを獲得し、今季成績を31勝18敗としたナルバンディアンは、2週間前に行われたマドリッド・マスターズに続いてのマスターズ・シリーズ優勝となった。
ナルバンディアンはそのマドリッドの準々決勝でナダルと初対戦して勝利しており、その後準決勝では世界3位のN・ジョコビッチ(セルビア)を下し、決勝では世界王者R・フェデラー(スイス)をフルセットで倒した。ナルバンディアンは最近の世界トップ3選手との5試合で全勝している。
2004年のM・サフィン(ロシア)以来のマドリッドとパリのマスターズ連続優勝を決めたナルバンディアンは、「彼(ナダル)よりもいいプレーをしていると感じていた。リラックスしてプレーができたし、コートのどこからでもエースが取れた。それが自信になったね。最後までそんな感じだった。このようなプレーでマドリッドと今大会で優勝できるとは夢にも思わなかった。でも決勝だけではなく今週はずっといいプレーができていた。それにしてもこんなに簡単に優勝できるとはね。」と絶好調ぶりを語った。
一方、パリで開かれている同大会に初出場していたナダルは、同地開催の全仏オープンで3連覇しており、準決勝勝利の時点でパリで連勝記録を25としていたが、ナルバンディアンの勢いの前に記録はストップした。試合後ナダルは「彼(ナルバンディアン)におめでとうと言いたい。彼が今日のようなプレーをするのは初めて見た。今日の彼は僕よりいいプレーをしていたし、世界最高のプレーをしていた。」と勝者を称えた。
ナルバンディアンは2005年のシーズンが終わった時点で世界6位に位置し、2006年には3位まで上昇したが、その後不調が続き、今年7月の最終週には26位まで落ち込んでいた。ナルバンディアンは後半になって追い上げたものの、ツアー上位8人のみが出場できるツアー最終戦には、8位のR・ガスケ(フランス)と11ポイント差で参加することができない。
ナルバンディアンは過去3年にわたって同大会に出場しており、2005年にはフェデラーを下して優勝していた。その最終戦は11月12日からスタートするが、ナルバンディアンは繰り上げ出場を狙って上海に行くかどうか、月曜日に決断するとしている。
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