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(ロシア、サンクトペテルブルグ)
サンクトペテルブルク・オープン(賞金総額100万ドル、インドアハード)は28日、シングルス決勝を行い、第2シードA・マレー(英国)が第6シードF・ベルダスコ(スペイン)を6-2, 6-3で一蹴して、見事今季2勝目を飾り、優勝賞金14万2千ドルを獲得した。
20歳のマレーは5月に手首を故障し、全仏オープン、ウィンブルドンと立て続けに欠場、治療のために休養していた。その間に、8位まで上昇していた世界ランクも19位まで下がっていたが、復帰後は徐々に調子を上げ、10月初旬にフランス・メッツの大会で準優勝、ようやく今大会で復活優勝を果たした。
また、今回の優勝でマレーに最終戦テニス・マスターズ・カップ参戦の可能性が出てきた。最終戦にはレースポイント上位8選手のみ出場できるが、マレーは11位に上昇し、現在8位につけているT・ハース(ドイツ)にあと3ポイントで追いつく。ハースから15位のI・リュビチッチ(クロアチア)までの8人がわずか13ポイントの間にひしめく混戦となっており、最終戦への切符をめぐって、この日曜日に開幕したBNPパリバ・マスターズが天王山となる。
決勝では、第1セットを6-2で先取したマレーが、第2セットの第1ゲームでベルダスコのサービスゲームをラブゲームで破って、流れを引き寄せた。第2、3ゲームはお互いサービスキープが続いたが、第4ゲームでベルダスコが反撃に出て、マレーのサービスでデュースに持ち込んだ。しかし、マレーはこの試合最高のショットを放ってピンチを切り抜け、このゲームをキープ、3-1とリードを重ねた。
マレーは第5ゲームで3本のブレークポイントを逃したが、最終的にはマレーが再びベルダスコのサービスを破って、第2セットを6-3で奪い優勝を遂げた。これで、マレーは今季2度目のベルダスコとの対戦を制し、2連勝となった。
ベルダスコは2005年のキッツビューエルの大会以来のツアー決勝進出だったが、今季初、自身2度目のタイトルまであと一歩及ばず、涙を呑んだ。
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