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(スイス、バーゼル)
スイス・インドア(賞金総額120万ドル、インドアカーペット)は28日、シングルス決勝を行い、第1シードのR・フェデラー(スイス)がJ・ニエミネン(フィンランド)を6-3, 6-4のストレートで下し、地元大会での連覇を飾った。今季7勝目、ツアー通算52勝目を獲得したフェデラーは、4年連続となる世界ランキング年間1位の座を確保した。またフェデラーは優勝賞金17万2千ドルを手にした。
この地元大会に4度目の出場だったフェデラーは、今回の連覇で10連勝中となり、通算成績を24勝6敗とした。試合後フェデラーは「地元で優勝できるのはいつでも素晴らしいこと。同じ経験をした選手は皆そう言っている。しかもこの大会は僕が出場する唯一のスイスの大会だからね。」と話した。「今大会で優勝できたことは、スイス人にとっても僕にとっても最高のこと。セレモニーの時は感動したよ。僕も昔はこの場所にボールボーイとして立っていたんだからね。優勝できて嬉しい。」
最近の14大会で11度目の決勝進出だったフェデラーは、土曜日に行われた準決勝ではビッグサーバーのI・カルロビッチ(クロアチア)に2セットタイブレークの試合を強いられたが、この決勝は快勝で好調ニエミネンを下した。
決勝では、開始当初後5-2とリードしたフェデラーがニエミネンにプレッシャーを与え、第1セットを先取した。第2セットではニエミネンが反撃し、4-3と一時は先行したが、フェデラーがそこから3ゲームを連取し、試合に終止符を打った。
ニエミネンとの対戦成績を8勝0敗としたフェデラーは「ヤルコ(ニエミネン)は今週良いプレーをしていた。何人かの強豪を下しての決勝進出だったしね。彼には7連勝中だったから、また僕が勝つという予想だったと思う。だけど僕自身も良いプレーをしたし、スタートが良かったから、後はそれを続けたんだ。」と試合が簡単ではなかったことをアピールした。
フェデラーは2週間前のマドリード・マスターズでは、決勝でD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に敗れ準優勝に終わったが、最近の5大会で4勝している。フェデラーの次の出場大会はパリのBNPパリバ・マスターズ。フェデラーはこの大会に過去3年間出場しておらず、最高成績はベスト8。またこの大会はフェデラーが優勝していない3つのマスターズ大会の1つ(他はモンテカルロとローマのマスターズ)。「パリのマスターズはタフな大会。同大会では長い間プレーしていないし、わくわくしている。なぜならあの地にはあまりいい思い出がないからね。」とフェデラーは話した。
一方、惜しくも準優勝に終わったニエミネンは、昨年10月のストックホルムの大会以来の決勝進出だった。2006年1月のオークランドの大会でツアー優勝を飾っている26歳のニエミネンだが、最近の10大会でベスト4入りがなく、今大会では久々の好調ぶりを見せ、準々決勝で2006年ファイナリストで第2シードのF・ゴンサレス(チリ)を倒していた。
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