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シャラポワ、モレスモらシード勢が敗退◇クレムリン・カップ女子

(ロシア、モスクワ)

クレムリン・カップの女子部門(賞金総額134万ドル、ティア1)は10日、シングルス1・2回戦を行い、シード勢3選手が敗退する波乱の1日となった。

2回戦からの登場だった第2シードのM・シャラポワ(ロシア)は、18歳の新鋭V・アザレンカ(ベラルーシ)に6-7(9-11), 2-6のストレートで敗れた。9月のUSオープンの3回戦敗退以来の試合だったシャラポワは、今シーズンを通して苦しめられている肩の怪我で本来のプレーを見せられなかったが、「第1セットでもう少し良いプレーができてセットを取れていたら、展開が変わっていたと思う。でも今日は自分の思うプレーへ持ち込めなかった。もちろんまたモスクワに戻ってきて、もっと良いプレーを見せられるようにするつもりよ。」と地元ファンの元へ帰ってくる約束を交わした。

金星を手にしたアザレンカは、「シャラポワの試合をいつも尊敬のまなざしで見ていたの。だからモスクワで彼女に勝てたことは本当に嬉しく思うわ。もちろん今日の彼女がベストのテニスをしたとは思っていない。でも、私のプレーはこれまでの試合より高いレベルだったことは確か。」と、コメントした。
アザレンカは準々決勝で、第8シードのP・シュニーダー(スイス)を6-3, 6-4で下した元世界ランク4位のE・デメンティエワ(ロシア)と対戦する。

昨年の全豪オープン、ウィンブルドン覇者で第6シードのA・モレスモ(フランス)も、この日行われた1回戦でV・ズヴォナレーワ(ロシア)に6-4, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、早くも大会を後にした。春先に手術を行った虫垂炎の後、足の付け根の怪我もあり、ランキングを下げているモレスモは、「自分のリズムを全く掴めなかった。逆にズヴォナレーワは徐々に良くなっていって、自分は悪くなる一方だった。」と試合を振り返った。

23歳のズヴォナレーワは、モレスモに8回目の対戦で嬉しい初勝利となった。「序盤はどうしていいのか分からなかったから、自信がないままプレーしていた。でも1度リズムを掴むと自分から仕掛けるテニスができて、ネットにも出れたし、それがこの勝利を呼ぶきっかけになったと思うわ。今日のモレスモはベストの状態ではなかったと思うけど、自分自身が各ポイントを一生懸命プレーして、チャンスもしっかり手にしようと試みたことが一番大切だった。」と語るズヴォナレーワは、A・ラドワンスカ(ポーランド)と2回戦を行う。

この日は、地元観客の声援を味方に付けたロシア勢が勝利をあげている。

2回戦では、ワイルドカードのV・ドゥシェヴィナ(ロシア)が第5シードのM・バルトリ(フランス)を2-6, 6-0, 6-4の逆転で下して8強入りした。ドゥシェヴィナは準々決勝で、世界ランク2位で今大会第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)と顔を合わせることになった。クズネツォワはG・ドゥルコ(アルゼンチン)を3-6, 6-2, 6-4の逆転で破って勝ち上がった。

クズネツォワは「今日はショットが安定していなかったから、プレーには満足していない。厳しい試合だったけど、終盤で自分のプレーをつかめるようになった。ベストのテニスをすることは本当に重要なことだけど、それができなくてもこうして勝利を収めることができて、本当に嬉しい。」と、不本意なプレーながら結果を残せたことに満足気だった。

また、クズネツォワはドゥシェヴィナとは3回対戦しているが、いずれもストレート勝利を収めている。「彼女(ドゥシェヴィナ)はとてもタフなプレーヤー。でも、試合をしているときは、ただ単に彼女と戦っているわけじゃなく、その他の全てのものとも戦っているの。」と気を引き締めていた。

残りの1回戦ではD・サフィーナ(ロシア)M・ミュラー(ドイツ)を6-1, 6-3で退けており、2回戦では第3シードのA・チャクエタゼ(ロシア)とロシア勢対決を行う。

今大会の優勝賞金は18万2千ドル。

(2007年10月11日11時38分)
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