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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
今日から始まる今季最後のグランドスラム大会、USオープン。女子は昨年優勝のM・シャラポワ(ロシア)が連覇なるかに注目が集まる。
シャラポワは昨年、決勝でJ・エナン(ベルギー)を下して、2004年のウィンブルドン以来となるグランドスラム大会2勝目を手にした。今年の1回戦の相手が世界49位のR・ビンチ(イタリア)となった第2シードのシャラポワは、「調子はとてもいいわ。この大会に戻って来れてとてもうれしい。」と喜びを語った。
シャラポワは今季、肩の故障に悩まされていたが、本人曰く、肩の問題は解決しサービスの調子も今季最も良いとのこと。
「サーブの調子も今季一番いいと思う。全仏オープンの頃は、ただ第1サーブの確率を上げるためにサーブを入れにいっていた。サンディエゴやロサンゼルスではいいサーブが打てていた。」
と語るシャラポワだが、夏のサンディエゴで優勝した後、続くロサンゼルスの大会は左足の故障で棄権してのニューヨーク入りとなっている。
「ロサンゼルスの大会の後、1週間いいトレーニングができたの。5日間練習しての全米入りだったわ。そこでは本当にいい練習ができた。全体としてはいい感じよ。」
今大会のシャラポワは、ドロー運にも恵まれている。ドローのもう一方の山にはエナンに続き、ウィリアムズ姉妹、J・ヤンコビッチ(セルビア)、そしてA・イバノビッチ(セルビア)らが固まってしまった。一方シャラポワの山の強豪と言えば、順当に行けば、準々決勝の第6シードA・チャクエタゼ(ロシア)、そして準決勝の第7シードN・ペトロワ(ロシア)、といったところだろう。
シャラポワはドローは気にしていないと言う。「試合は1度に1試合しかできないわ。ドローなんか気にしてられない。ウィリアムズ姉妹だって私の山に入っていたかも知れないんだから。そんなものよね。今季は結構ドローがきつかったこともあったわ。だからドローは気にしてられないの。誰かと闘うことを恐れているんであれば、パッキングして会場を去るべきね。」
他にもライバルはいるものの、シャラポワは全米での一番のライバルとしてエナンの名前を挙げた。
「ジュスティーヌ(エナン)はいつもとても安定している。どの大会でも決勝に進むとみんな思っているはず。彼女はいつもとてもタフで、素晴らしい選手。だから彼女がこれまで世界1位を維持しているんだと思うわ。」
「ウィリアムズ姉妹も今季いいプレーをしている。イェレナ(ヤンコビッチ)とアナ(イバノビッチ)もそうね。誰がベストを尽くせるかが優勝の鍵だと思う。」
シャラポワはまたディフェンディング・チャンピオンとしてのプレッシャーをモチベーションとして利用すると述べた。「コートに立つときはいつも少し緊張するものよ。緊張はアスリートには付き物。問題はそれをどう扱うかね。」
「私はスリリングな状況が好きなの。そういう状況のときに一番いいテニスができるわ。私も人間だから、コートに立って少し緊張するのは気にならない。」と、シャラポワは連覇への重荷を感じさせない口調で語った。
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