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130年の歴史があるテニスのウィンブルドン選手権はことしも雨に悩まされている。毎年、コートに屋根を付けるべきとの論議が交わされてきたが、センターコートは再来年の大会に間に合うよう、開閉式の屋根が取り付けられることが決定している。地元紙によると、1年のうち、わずか2週間しか使わない施設に5000万ポンド(約123億円)の巨額の建設費を投じる。
改築中のため、ことしのセンターコートは観客席の屋根までない。男子で5連覇がかかるロジャー・フェデラー(スイス)は「風が吹くし、去年までの方がよかった。だけど、直している途中だからね」と仕方ないという表情だ。
設置予定の屋根は閉じていても芝生に自然光が当たるよう、透明な9枚の特殊な繊維を使用する。折り畳まれたものが開いてコートを覆うのにかかる時間は約10分。屋根があれば、観客を長時間待たせることもなく、莫大(ばくだい)な放映権料を支払うテレビは必ず試合を中継できる。主催者は「われわれはいつも伝統と革新の調和を図ってきた」と胸を張る。
昨年の大会は2554万4765ポンド(約62億9000万円)もの黒字を出した。世界で最も有名なテニス大会の価値を高めるための投資は惜しまない。(共同)
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