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(イギリス、バーミンガム)
ウィンブルドン前哨戦のDFSクラシック(賞金総額20万ドル、ティア3)は16日、シングルス3回戦と準々決勝を行い、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)が2試合をこなして、ベスト4進出を決めた。第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)も準決勝に進んでいる。
この日のシャラポワは、センターコートに2度も登場し、勝利の投げキスを観客に送った。まず3回戦で6-3, 4-6, 6-2で新鋭T・パスゼック(オーストリア)を振り切って、続く準々決勝では6-2, 6-3で11歳上の同胞E・リホフツェーワ(ロシア)を片付けた。シャラポワは「これまでのところ順調だわ。理想の状態までもう少しね。調子もよくなってきているし、特に準々決勝はよかったわ。」と話した。
今大会3度目のタイトルを狙うシャラポワは、故障が長引く肩の治療を毎日受けているものの、パスゼック戦では11本のエースを放った一方、12本のダブルフォルトを犯すなどサーブに苦しんだ。第2セットで4-3と先行したところで中断を挟み、再開後はリードを守れずに4-6でパスゼックにセットを献上。しかし第3セットは2度のサービスブレークで粘る16歳を突き放し、試合に終止符を打った。
「(雨の影響で)2日間もプレーできなかったから、いきなりベストのテニスをするのは難しいわ。特に3回戦のプレーは雑になってしまって、第1セットを先取して、第2セットもリードしていたのに、集中力を少し失ってしまった。でもファイナルセットではいいいプレーができたし、準々決勝ではもっといいボールが打てていた。リズムを取り戻せてよかったわ。」とシャラポワは反省混じりのコメントをした。
シャラポワは今大会と相性が良く、初出場の2003年以降24戦中22勝している。次の準決勝では、第3シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)とM・バルトリ(フランス)の勝者と対戦する。順当に勝てば、決勝で第2シードのJ・ヤンコビッチとM・サンタンジェロ(イタリア)のいずれかと顔を合わせる。
シャラポワ同様、雨天で試合が順延となっていたハンチュコバは、火曜日以来となる試合で第15シードのE・ダニリドー(ギリシア)を7-6 (7-3), 6-4で退けた。
全仏オープン4強入りを果たしたヤンコビッチは、クレーコートから芝のコートへの調整が順調で、この日は6-4, 6-3でA・ボンダレンコ(ウクライナ)を下した。ボンダレンコは強烈なストロークで攻めたが、ヤンコビッチを崩せるまでのサービス力を持っておらず、格上のヤンコビッチがストレート勝ちを収め、ボンダレンコ戦6連勝を決めた。
同大会過去3年間で2度目の決勝進出が目前のヤンコビッチは、今季4勝目を目指して準決勝でサンタンジェロと対戦する。サンタンジェロは準々決勝で第4シードのN・リー(中国)を6-2, 7-5で下した。
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