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(フランス、パリ)
全仏オープン12日目、女子シングルス準決勝の19歳A・イバノビッチ(セルビア)対20歳M・シャラポワ(ロシア)の若手対決は、イバノビッチが5回のブレークチャンスを全て物にするなど圧倒的な攻めを見せ、6-2, 6-1の完勝で見事決勝進出を決めた。
イバノビッチは、必ずしもクレーを得意としないシャラポワを、フットワークで圧倒した。
第1、第2セットとも、最初にブレークに成功したのはイバノビッチで、いずれも3-0と序盤からリードすることができた。合計5回のブレークに成功し、迎えた最初のマッチ・ポイントで鮮やかなサービス・エースで締めくくった。
「最初から攻撃的に出た。ミスも少なかったし、サーブも良くて、彼女にプレッシャーをかけることができた。リターンも深く打って相手を走らせるようにした。クレーが得意ではない彼女は無理な体勢からエースを取りにくるしかなかった。」と、試合内容にも満足。
シャラポワは第2シードとして臨んだ今大会で、自身初の準決勝進出を果たしたものの、この日はミスにミスを重ねた。詰め掛けた観客からもまばらな拍手になってしまった試合内容に加え、これまでにない惨敗に本人からもため息しか出てこない。
「変なミスばかりで、いつも彼女にチャンスを与えてしまった感じ。最初に攻撃してきたのは常に彼女の方だった。自分はチャンス・ボールが来るたびにミスをしてしまって、まったくリズムを作ることができなかった。」と、大会を通して苦しめられた肩の怪我のことは敗戦の理由には上げなかった。
セルビア人として初めてグランドスラムの決勝の舞台に立つイバノビッチは、今大会4度目の優勝を狙うJ・エナン(ベルギー)と対戦する。
「凄い試合になると思う。エナンはすでに何度かこの大会では優勝経験があるし、クレーでは特に強敵。ただ自分のテニスに集中して自分のゲームをすることが大事だと思う。パリへ来た時は、決勝まで来れるなんて思ってもいなかった。1戦1戦に集中して戦ってきただけなの。」と、これまでのテニス人生の最高の舞台へ興奮が高まる。
祖国ではプールの水を抜き、そこでテニスの練習をしていたイバノビッチの夢はまだ続く。
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