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男女シングルスのベスト4が出そろったテニスの全仏オープンで、セルビア旋風が起こっている。6日の男子準々決勝で第6シードのノバク・ジョコビッチが初の4強入り。前日の女子2選手と合わせ計3選手が準決勝に進出し、ロシアの2人を抜いて最大勢力となった。
セルビアの男子選手が4大大会で4強入りしたのは1986年ウィンブルドン選手権のスロボダン・ジボイノビッチ以来。68年のオープン化以降まだ2人目だ。20歳のジョコビッチは「テニスの伝統がない国だったのに、今や最も人気のあるスポーツになった。ここ1、2年の変化は驚異的だ」と母国でのブームを説明した。
ただ選手たちの躍進はあくまで個々の努力の成果という。女子第4シードのエレナ・ヤンコビッチは10代で米国に渡り、同第7シードのアナ・イワノビッチの練習拠点はスイス。ジョコビッチもより良い練習環境を求めてドイツ、イタリアと移った。
旧ユーゴスラビアが解体し、コソボ紛争により北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆を受けた。ジョコビッチは「ここ10数年は国として数多くの問題や困難を抱えたが、やっと良いことが起きている」と母国の期待を肌で感じている。(パリ共同)
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