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(ドイツ、ハンブルグ)
ハンブルグ・マスターズ(賞金総額284万ドル)19日行われた準決勝で、R・フェデラー(スイス)はC・モーヤ(スペイン)と対戦し、4-6, 6-4, 6-2の逆転で下して決勝進出を決めた。不利な形勢から挽回できたことで、フェデラーも自信を回復しており、明日のR・ナダル(スペイン)との決勝にも期待が持たれる。
試合ではモーヤが1998年全仏オープン覇者らしくクレー巧者ぶりを発揮し、フェデラーの5度に対し、モーヤもフェデラーを3度ブレーク、王者を苦しめた。獲得ポイントも94と、フェデラーの108に迫る勢いだった。
フェデラーは、「最近は1セットダウンになってから挽回ができないと、自分でも気になっていた。その意味でも今日の逆転は嬉しい。(クレー巧者の)モーヤだからタフな試合となると分かっていた。第1、2セットでは冴えないプレーだったけど、どうにか乗り越えて、第3セットではいいプレーができた。」と、このところのスランプ克服の糸口が見えたように、久しぶりに明るい口調で語った。
一方これで対戦成績0勝7敗となったモーヤは、「フェデラーと対戦するのはいつも簡単なことではない。(最初は)試合をうまくコントロールできているように感じていた。でもフェデラー相手では彼を倒すまで決して油断はできない。勝つチャンスはあったと思うし、今日は彼を倒すにはいい機会だと感じていたけど、だめだった。」と肩を落とした。
決勝でナダルと対戦することとなったフェデラーは、現在172週に渡って世界ランキング1位の座に君臨しているが、ナダルとのこれまでのクレーでの5度の対戦では1度も勝ったことがない。2005年の全仏準決勝でもナダルが勝利し、勢いに乗ったナダルは同年全仏初タイトルを手にしている。
両者の今大会での顔合わせは初めて。ナダルは今年が今大会初参加であるが、一昨年まではフェデラーの独壇場で、2002年以降3度優勝している。
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